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chami(木村仁美)
2017年12月18日 03:45
ポロポロと零れ落ちて行く。何が? 記憶、水滴、宝石みたいなおもちゃ…カラフルなスーパーボール光、、行き止まり、それ以上先へは思考が進まない。 考えないことでもしかしたら救われていることがあるのかもしれない。 なんとなくの感覚で、決め付けていることもある。あの部屋は時が止まっているあの電車に乗ればポロポロと、救いきれないものが両手のひらから或いは
2017年12月16日 04:18
落としたグラスはパリン、と音を立てて割れた。いつだってこわれそうだったのは私の心の方だった。割れた音に、少し呆然と立ち尽くす。こわれたかったのは、こわれそうだったのは私の心だったのかもしれない。割れたグラスに指を切る。救い集めたかったのにヒリヒリと痛みと、滲む赤い血がまるで心みたいだった。やさしかったのかもしれない、見えなくなっていたのかもしれないそ