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君にあげるキムチなんて無い
2021年11月2日 12:04
「ただいまー」 防犯意識が高い僕は、いつものように玄関の扉を開けて言う。 「はぁ、今日も疲れた〜」 僕は新卒の社会人2年目。仕事が辛すぎて、下手すれば早期退職を決断してしまいそうな状態である。 そんな僕は今日も、疲労のそよ風に乗って玄関からベッドへ飛んで行く。 そしてベッドに着地し、いつものようにそのまま瞼を閉じようとした、その時。 「おかえり。」 どこか懐かしいような、で