阿久悠さんの日記のススメを読む

阿久悠さんの日記のすすめを読む。
日記のモチベーションを上げたいと思って読んだわけだけど、その意味でこの本を超えるものがあるだろうか。

まず阿久悠の日記が凄まじい。
毎日、見開きノート1ページにその日心に残ったこと5つを書き出す。
しかも、オレンジマーカーで線をつけたり、黒線で囲ったりとレイアウトにまでこだわる。

これを毎日やるのだから大変な手間だ。
だけれども、やる価値はある。

自分が心を動かされたものを記録することで、情報に対する感度が高くなるから。
自分なりの価値観が明らかになる。
ようは、自分のことを知ろうとしてもわからないけど、自分の心が動いたものをただの事実として冷静に書き留めることが、逆に自分のことを知る一番の近道なのだろう。

そうして、価値観を明確にすることは、自分のオリジナリティを生み出すことにつながり、僕が目標とするおもしろい人間に一歩近づけるような気がする。

とはいえ、阿久悠さんが言ってるのは真似して同じような日記をつけろということではない。あくまで自分のオリジナルルールを課し、それを続いてみなよ、見返りはきっとあるからと強く推してくれる。

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とにかく僕も日記を今日から毎日つけようと思う。
あと、本書の中で紹介されていた山田風太郎の不戦日記も読みはじめた。
この世には読まねばいられぬ素晴らしいものが多すぎる。嬉しい悲鳴。まだ死ねない。

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