【オーダー制作日記】振袖リメイクしながらキモノについて考えた
久々に、制作日記を書いてみます。
振袖をリメイクしました。
ここ最近、振袖のリメイクが続いています。先月も今月も、次々と振袖が送られてきています。
今回の振袖。
こんな立派な振袖を、こんなものへリメイクさせてもらいました。
作りながら改めて、「キモノ」について考えていました。
日常的に着物を着たことがない多くの人たちにとって、
『着物=夏の浴衣か、二十歳の振袖』
というイメージだと思います。
「振袖は1度しか着てません」もよく聞く話です。
それなのに、お祭りといえば浴衣を着たり、子供が産まれたら、お宮参りだ、七五三だと着物を着せて写真を撮ったり。
縁遠いのに、選択肢には確実に残ってるんですよねー。不思議。
「七五三は着物で。洋服だけなのはなんだかちょっと違う気がする」と思って着物を着せて撮ったりとか。
お祭りに浴衣を着て行こう!と友達と揃えたりとか。
うーん。若干のコスプレ感は感じつつも、着物がその時々の「象徴」としてちょうど良い位置に収まってる気がしています。
ただ、振袖は少し危ういと思っていて、個人的には成人式は振袖で!が残るといいなぁと願ってるんですが、何かブレイクスルーがあったりすると、一気に洋服になってしまうのでは…と思っています。七五三や浴衣に比べて振袖は「大変そう」ってのがあるので、若い子は「なんかやだ!洋服!」ってなってやしまわないかと。。
そうなると、振袖のリメイクがジワジワ増えたりするのかな〜とか…。
リメイクで忙しいのも良いのですが、着物を着る文化が減ってしまうことに対してもハラハラしている私です。
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