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風呂敷ってこんなに便利だったとは…

前回はコチラ

さて、収納も整い順調な着物生活で
着物以外にめちゃくちゃ使うようになったのが風呂敷でした

茶色のが六巾、黄色がウコンの三巾、その他もろもろ

着物屋なので、風呂敷は仕事道具として使わない日はありません

・お客様の着物を洗いやお仕立てで預かったらとりあえず風呂敷に包む
・棚整理で大量の反物を移動するのに風呂敷に包む
・着付け道具一式をセットするのに風呂敷に包む
・ちょこっと針仕事や着物を解く時に風呂敷を敷く(途中でも風呂敷ごと移動したり、とりあえずまとめたりできる)
・あげをした子供着物の汚れ防止に風呂敷をカバーにする
・商品にほこりがかぶらないように風呂敷をふわっとかけておく(閉店後)

お店で使うのは着物一式包める三巾(約100cm)から五巾(約175cm)六巾(約195cm)の綿風呂敷や、ポリエステルの風呂敷など色んな用途で使います
風呂敷を使うと、かさばるものやバッグに入りにくい変な形のものもまとめて包んでくれるのですごく便利なんですよね


昔描いた四コマ。こういう使い方よくしてたね

着物生活を始めたころは乳飲み子を育てながら家事育児&お仕事手伝い(雑務)だったので、何かを包むことはもとより、風呂敷を敷いた上にごちゃごちゃしたおもちゃを拡げて遊んだり、授乳ケープ代わりにしたり、マントやドレスにして遊んだり、畳めてない洗濯物をとりあえず風呂敷かけて隠しておいたり、していたのです

そんなわけで、お中元を風呂敷に包んでお世話になった席に訪問、というようなかしこまった使い方は皆無でしたが、子育て期のよもそろをなんとかするのには大いに役に立ちました

左から薄手の綿、綿紬(宇野千代桜柄、押し入れから出てきたお祝い風呂敷、余った綿生地で自作したもの

乳飲み子が小学生にあがる頃には使い方も変わってきて
エコバッグやサブバック代わりにカバンに忍ばせておいて使ったり、
お酒好きの友人に瓶を包んでプレゼントしたりと風呂敷の柄にもこだわるようになりました
今の風呂敷って可愛い柄物も多いですよね

撥水風呂敷は着物のエプロン代わりしたり、エコバッグ代わりにも

風呂敷の結びは帯締めの結びと構造は同じ
「真結び」
を結ぶので、これだけ覚えておけば色んな使い方が出来るんです

めっちゃ便利だわ~
風呂敷は着物生活になくてはならないものになりました

そうして過ごした子育て期、布ものを身近に使って過ごす日々は
私の「布」との付き合い方と
「服」に対するコンプレックスも変えていくようになります

次回
装うことが中身を引っ張り上げるという話(予定)



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