どうしたら 着物を 着られるようになるんだろう? 八
おはようございます
着物押しの紅です。
〈これを知らないと始まらない お手入れの巻〉
タイトルの回答を探る旅も8回目になりました。
紅がどうやって着物を着られるようになったか?の記憶をたどる旅です。
忘れていました。大事なこと。
今日はお手入れの話です。
着物を着るうえではずせないのが「お手入れ」
紅のところでも
「着物のたたみ方無料講座」
を不定期にやっています。
着物がたためないと
着物を着たあとに
困っちゃいます(^_^;)
着付けのご依頼をいただいたお客様から
「洗い(お洗濯)に出してほしい」
と言われることあります。
着物がデパートの紙袋に丸めて入ってくることがあり(しわだらけ〜〜〜)
唖然 (T . T)
とします。
ある日、
着付けに伺ったお客様はご実家のお母様に着物をたたんでいただくので、それまでの間着物をつりっぱなしにしておくそうです。
「着物をたたむ」
難関ですね。
以前の記事で書きましたが
紅は子どもの頃に母に着物を着せてもらっていました。
脱いだあとは必ず
「たたんでおいてね」
って言われました。
ただ、
「衿だけは残しておいてね」
そうなんです。
衿はたたみ方が悪いと変な癖がついちゃって、次に着るときに顔まわりにしわがあるという困った事態におちいります。
そのおかげで
その後、自分一人で着物に立ち向かったときにも、衿をたたむことができました。理屈がわかれば大丈夫。
その後、和裁を学ぶうちにもう少し丁寧なたたみ方を教えていただきました。基本的に同じですが和裁の先生は着物に対する向き合い方がとても丁寧で学びが多いんです。
物との向き合い方
対象との向き合い方
それを教えてくださる場所、日本には少なくなってしまったのでは?
紅が着付けを教え始めた頃
着物のリサイクルショップを立ち上げから手伝ったことがあります。そのご縁だったと思うんですが、京都の悉皆屋(しっかいや)さんとおつきあいができました。それ以来、着物のお手入れの取り次ぎもさせていただけるようになりました。
決して安いわけではないんですが、安心して任せられるという点をかってお願いしています。
そんなことから
お客様の着物のお悩みにも乗らせていただくことになり、
染め替え、縫い直し、シミ抜き、まる洗い、洗い張り、仕立て、シミの部分に絵を描き足す・・・様々な技術に触れることができて楽しかったです。
紅自身が着物を着る上でも、困ったことがあればすぐにお願いできるので心強いです。
かなり昔のある日
仕立て上がったばかりの紅花紬(べにばなつむぎ)を着て着付けのお稽古に出かけました。
帰り道、いつもの道を歩いていると空から何か降ってきて紅の紅花紬の着物の衿にポツンと落ちました。
5ミリくらいの水滴みたいな物が付きました。
たぶん街路樹の樹液だったのだろうと思います。
悩みに悩みました・・・
意を決して悉皆屋さんにお願いしてシミを抜いてもらいました。3000円以上かかったと記憶しています。
お願いしてよかったです。
新品のようにキレイになって返ってきました。
着物のお手入れって決断と気合が必要です。
あるときは、展覧会だったかの帰りに大勢で焼肉屋さんに行くことになり(紅はお肉食べないんですが)帰宅後見たら着物のひざの裏に黒い油がベトっとついていました。
この着物は東寺の弘法市で掘り出し物でした。洗い張りしてじぶんで仕立てて普段着で着てたので自分で洗剤をつけて洗いました。冒険でしたがキレイにおちました。
よい子はマネしちゃいけません。
今日の写真も
名古屋帯
桜に鼓がいい感じ
ポリエステルですが使いやすそうですね。 紅
よろしければサポートお願いします。m(_ _)m 着物のテーマパークを作るのが夢です。 令和の女性たちにも(もちろん男性も)ふだん着物を楽しんでもらえたらいいなと思って活動しています。 紅