Sala Okabe

オーストラリア・メルボルン在住のきものスタイリスト。海外ならではのちょっと変わった視点…

Sala Okabe

オーストラリア・メルボルン在住のきものスタイリスト。海外ならではのちょっと変わった視点での着物あれこれ話です。毎日投稿のインスタグラム https://www.instagram.com/kimono_salaokabe/

最近の記事

衿の出し方にも流行があるのよね。

オーストラリア・メルボルン在住着物スタイリストのつぶやきです。 昭和30年代頃の着付けは衣紋を抜かずに白い半衿は少し見える程度にすっきりと、最近の流行の着付けは握りこぶし1つ分くらい衣紋を抜き、半衿はもうちょい見せるかなぁ、おはしょりはすっきりまっすぐ7.8センチくらい帯下から見えてるのが今風。 合ってる合ってないじゃない、その時代の主流のスタイリングかそうでないかだけの違い。 服装のマナーに正解はあるかもしれないけど着るということに対してだけ言えば警察に捕まるレベルの

    • 20歳になった時の着物への気持ち

      実は私は20歳の頃全く着物に興味なかった。 みんなと同じ格好で1日だけのために高い着物に金かけて意味わかんない。と振袖を着る意味も買う意味もわからず、全く着たいとも思わず、そのお金を両親からもらって イギリスに留学していた。成人式当日も式に出たくないと理由で凍えるような寒さのロンドンから家族のいる日本へ帰ることはしなかった。 だからそういう子たちの気持ちはすごいよく分かる。 今回着物写真を撮りたいと依頼してくださった彼女もその1人だったかも。そんな彼女が縁あって「私

      • 海外で着物スタイリストを目指す方へのアドバイス

        数日前にとても素晴らしい質問をいただきました。自分のことを考える良いきっかけにもなり他にも同じことを思った方たちの参考にちょっとでもなればと、この方に了承を得て公開で回答させていただきます。 Q. 初めまして。大学2年で今年の春成人式の振袖をきめるために、はじめて着物の売っているような場所に行き着物に興味を持ちはじめました。そしてインスタでsalaokabeさんのアカウントを見つけて着物のスタイリストになりたいと思いました。けれど何から始めれば良いのか全く分からず、無知な

      衿の出し方にも流行があるのよね。