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【すあまのギモン】卒業式になんで袴を着るの?

こんにちは! スタジオ桑町スタッフの前野 すあまです!
今日は2月22日(にゃんにゃんにゃんの日!!)猫しもべ的には今日は祭りなので、仕事帰りにちゅーる買って帰ります! 

小川屋twitterでも、にゃんにゃん特集上がってますよ♪
ネコの話をもっとしたいところですが、今日はちょっと別のお話を。

そう、タイトルにもあるように、もうすぐ卒業式シーズンですね!
群馬県は元々緊急事態宣言を出しておりませんが、飲食店の時短営業はついに明日から解除!(伊勢崎市・大泉町は除く) 警戒度はまだ下がってはいませんが、新規感染者数も減少傾向にあり、卒業式の時期に向けて、少しずつ状況も良くなっていくかなぁ、と安堵しております。

てことは、卒業式も開催されそうですね…!!

卒業式と言えば、やっぱり袴! というイメージがありますが、着物初心者の前野はふと疑問に思いました。
そもそも、卒業式に袴を着用するのって、なんで??

もちろん、前野も大学卒業時に卒業袴を着用しました。 卒業式間近に大学に業者さんが来て、卒業袴のレンタル&着付け・ヘアメイクの予約をお願いしました。その時は、皆が袴を着るから、自分もまぁ流れにのっておこう…とそんな感じで特に何も考えていませんでした。

ふとした疑問を解決するべく、早速調べてみることに…!!

■ 袴はイケてる女子の象徴だった!?

袴自体の歴史はかなり古いようで、平安時代の宮中、高い身分の女性たちが着ていたようです。(十二単のボトムス、と言えば分かりやすいですかね…笑)
その後、明治時代に女学生の制服として袴を採用し、その後ロングスカート風の行灯袴と革靴、庇髪(ひさしがみ)に大きなリボンを付けた『女学生スタイル』が完成したそうです。
今とは違い、その時代に学校で学ぶことができた女性たち、というのはいわゆる『特権階級』だったのでしょう。

着物ですと実用性に欠けていたことから、袴を採用したようですが。まだ洋装がメジャーではなかった時代に、和洋折衷な独自のスタイルを築き、流行したのはおしゃれに敏感な女子たちの存在があったんだろうなぁと考えると、いつの時代も女子は変わらないなと微笑ましい気持ちになります。

大正時代以降、洋装化が進んだことで女学生の制服もセーラー服などに移行し袴は衰退したようですが、卒業式の礼装として今でも引き継がれているようです。
また、群馬県の世界遺産でもある富岡製糸場では、明治時代にそこで働く工女たちがやはり袴を着用していました。
そう考えますと、歴史の中でも『身分が高い』とか『働く女子』とか、ある意味ヒエラルキーのトップ、そして時代の最先端にいる女性たち…。今で言うバリキャリとか、キラキラ女子といった憧れの対象を象徴する衣装なのかもしれませんね!

単純に見た目の可愛さや、『卒業式らしさ』で形からでも袴を着るのも楽しいですが、そうした過去の『カッコいい女性たち』にあやかり、未来の自分に重ねるのも素敵かもしれません。

当店でも、おしゃれでカラフルな卒業袴を沢山ご用意しております!

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明治・大正の女学生のイメージですと、なんとなくこちらの矢絣のイメージなのは私だけでしょうか…

晴れの日きもの専門店 小川屋

所在地:群馬県前橋市千代田町2-7-15
電話:027-231-6000

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