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意外と奥深い!?帯枕の世界

こんにちは! スタジオ桑町スタッフの前野 すあまです!
皆さん、帯枕って実は色んな形があるって知っていましたか??

前野は、着付け教室に通い始めて、実家にあった帯枕をよく分からず持って行きました。そうしたら、「あ、これはお太鼓用じゃないよ。」と教えて頂き、結局着付け教室のものをお借りしたのですが。そもそも帯枕に種類なんてあるの!?と、驚きました。

実際に当店で販売している帯枕、全部出してみたら4種類ありました!
一番一般的なものが左下のピンクの枕です。

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そもそも、帯枕ってどんな時に使うの?

帯枕は、「お太鼓」を結ぶときに、お太鼓の上部を形作る役割があります。

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ただし、上の写真の右下、蛤(はまぐり)型の帯枕はお太鼓用ではありません。こちらは袋帯などで変わり結びを結ぶとき用の帯枕になります。
冒頭の前野が着付け教室に持って行ってしまった帯枕は、こちらの蛤型のタイプでした。(恥) 穴があったら入りたい…。

何故こんなに種類があるのか


お太鼓用の帯枕には大きく分けて、標準・ロング・薄型タイプの3種類があります。
それぞれ、仕上がるお太鼓のデザインが違うので、お好みに合わせて帯枕を選ぶのが良いようです!


標準タイプは柔らかく丸いかたちに。
帯の幅より少し小さめの標準タイプでお太鼓をつくると、お太鼓の両端がくたんと落ちて、やや丸みのあるシルエットになります。

ロングタイプはピシッとカッコよく。
帯の端がしっかり立って、お太鼓が四角く決まるのはロングタイプです。お太鼓を初めて結んだとき、「想像と何となく違う…?」と思ったのですが、このロングタイプで仕上げたお太鼓をイメージしていたせいでした。

薄型タイプは小さめなお太鼓に。
小柄な方が小さめなお太鼓を結ぶ場合には薄型タイプが良いようです。またはこなれた雰囲気のカジュアルなお太鼓を作りたい場合にも小さめの帯枕を使うこともあるようですよ。

色々調べてみると、年齢や体形によってもお太鼓の形は変わるそう。うーん、お太鼓の形一つとってもやはり奥深い世界。。。

とはいえ、初心者はまずは標準タイプでちゃんと綺麗にお太鼓を作れるようにしましょう! 前野もお太鼓を作るのに毎度腕がつりそうになりながら、汗をかきかきやっております。。。(笑) いつか、目を瞑ってもさらりと美しいお太鼓を作れるように、頑張ります!

ちなみに、先日Twitterでご紹介した観劇用の帯枕というのもございます。帯がクッションになるってなかなか画期的だと思いました!これを考えた方は天才か…!!

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晴れの日きもの専門店 小川屋

所在地:群馬県前橋市千代田町2-7-15

電話:027-231-6000


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