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カジュアル?フォーマル?紬のきもの

こんにちは! スタジオ桑町スタッフの前野 すあまです!
先日は、春が来た!?と思うほど暖かな日が続きましたね。
外に出るとやっぱり春の空気で、なんとなくウキウキ♪してしまいます。
とはいえ、春と言えば、困りごとも。

目がかゆかゆ、鼻水ぐしゃぐしゃ。そうです、花粉症です。

幸い、前野は花粉症ではありませんが、事務所でもここ数日、大きなくしゃみが背後から聞こえてきて、そのたびにびっくりして寿命が縮みそうです。(笑) 

花粉がめちゃ飛んでいるのか、あちこちでくしゃみと「目が痒い~」という阿鼻叫喚(大げさ)が聞こえる本日ですが、決算セールもついに最終日。

今日の目玉品は、牛首紬の訪問着。

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とってもきれいな紫と黒のコントラスト、ダマスク柄がカッコ良く、いつか着てみたい!と思う素晴らしいお品でしたが、おや、待てよ…?

紬の訪問着ってどゆこと…??

着物について色々調べていると、『紬=洋服で言うデニムのようなカジュアルな素材』という表現を見かけます。紬は、元々農作業着として庶民に親しまれてきた織物。つまりは、普段着という認識。
一方で、『訪問着』と聞くと、パーティーなど礼装として着用する、留袖に次ぐ格の着物。

カジュアル、だけど礼装?? とやや頭がパニック。

最近、着物の種類と格、TPOとか、様々なルールが気になって仕方ない。

改めて、訪問着の定義を調べてみると、

『“絵羽模様”という縫い目をまたいで柄があらわされた着物』

ちなみに付け下げは縫い目で模様がつながらないもので、そこが訪問着との違いなんだとか。

なるほど、その定義であれば、紬であっても絵羽模様が施されていれば訪問着になるのか! と納得。 

しかし、紬の訪問着ってどんなシーンで着ていけばいいの…?? と疑問に思いますよね。

紬にも、お値段の高いお品はたっくさんあります。(手作業で行っている、等希少性の高さなどが価格と比例するのでしょう) が、金額と着物の『格』は別問題なのだそう。 

紬の場合、訪問着と言えど、式場での結婚式(お呼ばれ)には向かないかも。 例えばレストランウェディングや、カジュアルなパーティー、観劇や美術館などでしたら大丈夫そうです。


自分のような初心者さんには、フォーマルにも使える間違いのない訪問着をおススメしたいところですが。中上級者の方は、紬の訪問着をサラリと着こなせたら、「おぉ!」と一目置かれる存在に…!(なれる…かな?)

それにしても、着物のイメージが毎日どんどん更新されていくことが、とっても楽しいです。こんなおしゃれな柄の紬があるなんて、びっくり!
手触りは、ざらっとしていてがっしりしたやや硬めの質感。ちょっと男性的な雰囲気があるので、帯などの色をあえて抑えて、ユニセックスでカッコよく着こなしたら素敵だなぁ~、と妄想しました。

皆さんなら、この紬の訪問着、どんな場面でどんな風に着こなしますか??

晴れの日きもの専門店 小川屋

所在地:群馬県前橋市千代田町2-7-15
電話:027-231-6000

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