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羽織紐の長さと位置の話

昨日の着物コーディネートの写真を撮らせてもらっているときに、羽織紐の長さの話になりました。
私も現在羽織を仕立てているのでめちゃくちゃタイムリー。

↑こちらの記事で詳しく書いております。

羽織紐購入も考えているのですが、せっかくなら作ってみたい!と思いまして、色々探しているところです。
そして、自分としては既製品と同じように作ればいいかなーなんて軽ーく考えていたのですが、「長さと乳(羽織紐をつける部分)の位置は気を付けた方が良いよ!」と教えてもらいました。

羽織紐の長さについて

羽織紐は長すぎると前が広がりすぎてしまいますし、短すぎると前が狭まってごちゃごちゃした印象になってしまいます。
今回ちょっと長かったなあと言っていたのがこちらの羽織紐。

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飾り部分も大きく、紐も結構長めなので、かなり広がった印象になっています。
ただし調整しようにも、金属部分を取り外して直すか、紐を一度切るかしないと直せないものなので、対策を考えている最中とのこと。
ただ、真ん中のお花の飾りの部分がかわいく本人もお気にいりだそうです!
長さの調整ができるかどうか考えてみるんだとか。

乳(ち)の位置

乳の位置はつまり羽織紐の位置を決める場所でもあります。
ここに関してはみなさまそれぞれでの好みもあるかと思いますので、正解不正解などではなく、こういう風に思っている人もいるよ~と参考程度にしておいてください。

画像2

こちらの先輩。
帯留めと羽織紐の部分が非常に近いのがわかりますでしょうか。
これだと、帯留めと羽織紐が少々ごちゃっとしてしまう印象。
また、帯留めの位置のために帯締めが少々下がり気味です。
なので、

理想

本人の理想としてはこの位置だとか。
フォトショップで簡単に加工したものを並べてみると…

比較

こんな感じですね。
帯留めと羽織紐がきっちり分かれて、帯留めや帯締めが目立ってきます。
受ける印象も少々違いますね!
羽織をいくつか持っているそうなのですが、今回着たもの以外はすべて乳の位置を直したという話を聞いて、羽織を作る前に聞いておけばよかった!と本気で思っております。
どんな感じになるのかな…。

水引やコットンパール、ちょっとだけつまみ細工を入れるのもかわいいかもしれない、なんて思いを馳せつつ、ちまちま作業を始めようと思います。

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