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メージャーリーガーになれなかった学びと起業家としての第二の挑戦

「学生時代に何か熱中したことはありますか?」

よく就活で聞かれる質問だ。
自分は兄の影響で小学校1年生から高校3年まで約16年間、野球漬けの学生生活だった。

「世界トップレベルのメージャーリーガー(野球選手)になる」

そう周りにも豪語してた。大谷翔平のように体格にも恵まれなかったが、
中学校もシニアリーグに入り、高校も野球推薦で入学し、大学もセレクションを受けて野球推薦で合格した。しかし、色々あって結果、その大学の推薦入学は断り、16年間の野球人生に幕を下ろした。

いまは、「人類の価値観を解放する」というビジョンを掲げて、アレスグッドというスタートアップ企業で、新卒採用プラットフォーム「ETHICAL SHUKATSU」を運営して、世界一のキャリアSNSを目指して日々開発してる。

最近読んだ、ナポレオン・ヒル著「思考は現実化する」を読んで、ふと
「なぜ自分はメージャーリーガー(野球選手)になれなかったのか?」
を考えたら、今の自分の起業家としてぶつかっている壁に近くて、せっかくなので「エピソード」と「考察」と「起業家としての活かし方に」に言語化することにした。ナポレオン先生ありがとうございます。


ナポレオン・ヒル著「思考は現実化する」

①質や意味付けの欠如 

【エピソード】
学生時代はとにかく練習の虫だった。
高校時代は特に。毎朝6時半からの朝練(先輩と二人で一緒にノック受けてた)、部活が終わったら、その後も居残りで打撃練習と顧問が帰った後も、真っ暗な中グラウンドで毎日1200本の素振りしてた。
圧倒的な量の練習をこなすことで、一流への道が開けると信じていたし、練習は嘘をつかないと思っていた。しかし、周りにはそこまで練習しなくてもどんどん成果が出ている選手がいて、「なんで努力が成果につながらないんだ」と悔しい思いもした。

【考察】
意味や質のない、単なる量の追求は必ずしも成果の向上につながらない。単純な繰り返しではなく、どのようにしてより成果に結びつく効果的な練習ができるか、どのようにしてスキルを磨けるかについて、深く考えるべきだった。量は絶対に必要であり、「一流になるには人の3倍以上の努力が必要」とよく言うが、それは間違いないと思う。同時に、練習の意味や質にも頭がちぎれるほど考える必要があった。

【起業家としての活かし方】
起業家に大事なことは、量。とにかく量である。スポーツや芸術などは体格や絶対音感的な先天性のスキルみたいにあるが、個人的に起業家にはほぼないと思う。死ぬほど考えて、めっちゃ量やる。
起業家という生物に関心がある人は、サイバーエージェント創業者の藤田さん著「渋谷ではたらく社長の告白」を読むとなんとなく生態が掴めるはず。


②自分の考えに固執してた

【エピソード】
16年間そこそこの場所で野球をしてたので、自分の考えや自分よりも下手な選手からのアドバイスなどは一切参考にしなかったし、自分の考えと違うアドバイスは無視しており、自分のやり方に固執していて、他者のアドバイスや意見を受け入れるのが苦手だった。

【考察】
自分が一番わかっているというスタンスが終わっていた。

【起業家としての活かし方】
起業家、経営者の先輩からのフィードバックやアドバイスを積極的に受け入れ、それを自社のビジネスに活かすことが重要。スタートアップの世界では、「TTP(徹底的にパクる)」という発想が重要だ。スティーブ・ジョブスもSONYのウォークマンからアイディアを参考にしてiPhoneのイノベーションを起こした。プライドや見栄を捨て、成功している人の方法を学ぶことが成長に欠かせない。

③「強みの理解」と「選択と集中」

【エピソード】
野球選手として、体格に恵まれていなかった。ポジションはショートやサードを守っていたが、たまに投手もやっていた。自分の特定の強みや特技を明確に定義できなかった。全てのポジションをそつなくこなせるオールラウンダーとして満足していたが、真の強みが何なのか見極めることができていなかった。

【考察】
シリコンバレーで言われる「Why you(なぜあなたなのか)」「Why now(なぜ今なのか)」という観点は、自分の強みや市場のニーズに合った戦略を選ぶ上で重要。特定の分野で成功するためには、自分の強みや特技を明確にし、それを活かすことが不可欠

【起業家としての活かし方】
ビジネスでは、自社の強みや独自性を明確にし、それに基づいて市場での位置づけを確立することが重要。特定のニーズに対応し、競合と差別化を図る。

④明確な目標と解像度

【エピソード】
「世界トップレベルのメージャーリーガーになる」という夢を持ちつつも、具体的な計画や道筋がなかった。この目標の解像度の低さが最終的な成功への障害となった。

【考察】
明確な目標とそれを実現するための具体的なステップが欠けていたため、夢は実現されなかった。目標に対するビジョンが不鮮明で、達成のための計画が不十分だった。

【起業家としての活かし方】
とんでもでかいビジョンと、具体的な事業計画と同様に、明確なビジネス目標を設定し、それを達成するための具体的なステップを計画することが重要。目標を達成するためのリソース、時間、スキルを明確にし、計画的に取り組むことでビジネスの成功へ導ける。また、事業の将来の解像度を高めることで、より具体的で実現可能な目標へと進むことができる。

と言う感じで自分なりに言語化できてたので満足である。
メージャーリーガーにはなれなかったけど、
この経験を活かして第二の挑戦ができそこで成功できれば失敗ではなくなりこれもとてもよいプロセスになる。
今度は、スタートアップとして世界トップを目指して挑戦だ!
命を燃やしていくぜ。
やるぞー。

以上

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