![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124675335/rectangle_large_type_2_08f10827926f8bb7e25d94b72bf7f8f3.jpeg?width=800)
フォークリフトの免許を取りに行った話(1/4回)
※フォークリフトに乗る資格は厳密にいうと免許ではないんですが、
わかりやすいようにフォークリフト免許と表現します。
先日、なんとかフォークリフト講習の申し込みをすることができた。
お手紙がやってくる
講習日のおよそ半月前、我が家に封書が届いた。
フォークリフト団体からの書類で、会場の案内と注意事項などが書かれている。
必要最低限、当たり前のことが書いてあるなとふんふん読んでいると、
・ヘルメット、軍手は持参ください
との記載。実家の物置を漁ってヘルメットを何とか探して準備OK。
見つからなければ5000円程度の追加出費になるところだった。
これ結構持ってない人多いのではないだろうか。でもほとんどの免許希望者は勤め先の会社から借りたりするかもしれない。
何はともあれ準備OK。
※フォークリフト団体は自治体によって呼び方などに違いがある。●●協会だったり●●教習所など。
地味に遠い会場
書類に書かれていた講習会場をマップアプリに入力すると、自宅から片道45分程度。
往復1時間半と地味に遠い。せっかくの休みに時間とガソリン代を使って何をやっているんだろうと少し後悔が沸き上がる。
でもパチンカー時代は片道1時間のパチンコ屋に通っていたことを思い出すと、まあしょうがないかという気持ちになった。
講習初日
講習を受ける人数は自分を入れて16人。
年代は半分程度が20代、半分が30歳以上か。
50歳以上思われる人も2人ほどいた。
女性は3人。会社の命令で取りに来ましたという感じの人が大多数。
派手な髪色の人もチラホラといったところ。
免許取得までの予定は4日間でこんな感じ。
1週目
土曜:講義+学科試験
日曜:実技講習1日目
2週目
土曜:実技講習2日目
日曜:実技講習3日目+実技試験
以上の4日間。
ということで初日の今日は、まる1日座学というわけだ。
座学は思ったよりもがっちりやる
今日の予定は座学7時間+学科試験1時間の合計8時間。
受付を済ませると座学を行う教室に入り、自分の受講番号を探す。
すでに自分の席には本日使用するフォークリフトのテキストが置かれていた。
200ページ程度のかなりしっかりした教本で、これを1日かかりで覚えていくそうだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1702674497374-WXd5oOd7cd.jpg?width=800)
集合時間になると先生がやってきて、簡単な注意事項を伝達する。
飲み物は飲みながら聴いてヨシ、講義間にある10分の休憩時間終了前に全員が集まっていれば早めに開始してその分早めに講義を終わらせるという。
講義中にがっつり寝るのはNG、スマホも当然NG。この2つの行為は見つかると退場させられて今回は免許の取得が不可となるという。
厳しいけども当たり前のルールといえた。
和って何? ℓってどれですか? 車幅8m!
こうして座学がスタートした。
眠くならない工夫の一環だろうか、先生がテキストに関連する質問などを定期的に生徒へ投げかけてくる。
地味だが生徒側としてはなかなか緊張が切れないテクニックだ。
そして自分も含めて授業で指されることが何年もなかった人たちなので、珍回答も多かった。
先生「法令なので和や積がなどの言葉遣いをみかけますけど、和や積がなんのことかわかりますか?」
生徒「和ってなんですか?全然わかんないです」
先生「(力のかかり方の説明図を指しながら)ℓ1とℓ2、どちらが長いですか?」
生徒「すいません、エルってどれですか?エルってℓって書くんですか?」
先生「さて、一般的な自動車の車幅ってどれくらいの長さだと思いますか?」
生徒「うーん、8m!」
小中学校の授業を思い出すようで、なんだか懐かしい。
しかし時間の進み方が遅い。この授業がなかなか終わらない感じも学生の頃のようだった。
部屋を暗くして前方のスクリーンで説明することもが多いので、睡魔に負けて2人ほど寝ていた。
なんとか先生にばれず、上手にウトウト寝ていてなによりだった。
こうして昼食をはさみ7時間の座学は無事終了した。
座学中に知った豆知識
フォークリフト免許は年間20万人以上が取得している非常に人気のある資格。
重い荷物を持ち上げてバランスをとるために、車体の後方部分には何百キロ単位のおもりが入っている。
だから車体に当たったり、転倒すると大惨事となる。
フォークリフト関連の死亡事故は年間30件程度と地味に多い。
今は電気充電式のフォークリフトが多数となっている。
学科のテストは素直でやさしい
フォークリフト免許取得までには二つの試験がある。
最終日の実技試験と初日の学科試験だ。
つまり今日座学で教えてもらったことをテストで問われるのだ。
・テストは法令、荷役、力学の3分野から出題。
・それぞれの分野で最低40%以上の正解が必要
・さらに3分野合計で60%以上の正解が必要
こう書くとめちゃくちゃ難しそうに感じるのだけど、出題形式は〇×形式。
適当に答えても50%は取れる。
問題内容も一般的にこれはダメだろ、これは良いことだろ、という素直なのが多い。
無勉でも間違いなく合格ラインに到達可能。
しかも講義中に先生が「ここ大事だよ~」と言った場所が100%出題された。
講義を聞いていれば落ちる方が難しいだろう。
試験の制限時間は1時間だけど、10分で見直しまで終わって一番に提出して帰宅した。
(つづく)