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小遣い制か否か~我が家の家計管理~

「ぼくちんお小遣いはやーやーなの~~!!」
「じこかんりできましゅ!おかねのかんりもできましゅ!しんじてよ~!!」
「おきゅーりょーはじぶんでちゅかわせりょ~~!!」

リビングのソファの上でビターンビターンとのたうち回っている肉塊、何を隠そう私である。
やーやーダンスと若干の幼児退行をみせながら騒ぎ立ててている理由は、お金の管理方法が原因だ。


お金は話し合いがとても大切な分野である。

日本人はお金について話し合うことが嫌らしい汚らわしいという変な刷り込みを持つ人が多い。
だが、これから一緒に家庭を作っていく夫婦ならば何よりもまず家計についての意識のすり合わせが大切だと思うし、「お金についてはしっかり話し合おう」と結婚する時に決めたのは自分にとって幸運なことだったと思う。
ソファでのビターンビターンが話し合いなのかはさておき。

今まさに、我が家はお給料の管理方法をどうするべきか?というテーマで議論が行われていた。
議論の焦点はお小遣い制にするか否かである。
現在、妻も働いているので家単位で見ると収入源は2つある。
それを全て合わせて管理するとお小遣い制になり、ある程度独立性を持たせるとお財布を分けるということになる。お財布を分けると自分で自由に使えるお金が増えるというメリットがあったので、私はお小遣い制に断固反対していたのだ。

結局、同棲していたときからの流れと私のやーやーダンスが功を奏したのか、我が家はお小遣い制ではなくお財布は別+妻が基本管理+共同口座というやや変則的なスタイルとなった。


我が家の家計管理
(お財布は別+妻が基本管理+共同口座)

私の毎月の手取り額を100%とする。

毎月1日
私が妻に<生活費>を手渡す。(32%)

<生活費> 妻が管理
家賃、食費、光熱水費、日用品費、ネット料金に使われる


同じく毎月1日
二人の<共同口座>に振り込みを行う(12%)

<共同口座> 妻が管理
家電など大きめの買い物、旅行費用、結婚関係の支出に使用する


そして残りの56%は自分で使うことができる。<自分の金>
ゆとりのある金額なはずなのだが、なかなかそうもいかない。
この中から携帯代、ガソリン代、散髪代、ネットサービス代、娯楽費、交際費、医療費、衣服、保険料、などを支払うことになる。
生活スタイルと住環境が変わったことで、出ていくお金が凄く多い。
実家の両親にも定期的に物品を送っているのでなかなかお金が貯まらない。
それに加えて7・12月はボーナス月なので、ボーナスの中から更にまとまった金を妻に渡すことに決まった。

こうして我が家は<生活費>、<共同口座>、<自分の金>の3つのカテゴリーで家計をやりくりするようになった。
※これ以外にも<妻の金>があるのだが、ノートでは触れないことにする。

毎月1日に妻に渡した<生活費>については、月末に報告書が作成される。

妻は数字に強い。
私もはるか昔にソロバン二級を取得したはずなのだが、基本的にあるだけ使えばええか!オレっちは宵越しの銭は持たねえ!というどんぶり勘定万歳で生きてきたので家計管理能力は霊長類でも下から数えたほうが早いレベルである。
結婚したときは貯金はすっからかんで、指輪を買ったらほとんど綺麗サッパリ無くなるレベルの無計画っぷりだった。
そんなチンパンレベルの私にもわかりやすいように月末になると、妻はその月に使ったお金をエクセルでグラフにして渡してくれるのだ。

カラーで刷られている報告書は食費、光熱水費、家賃などが色分けられた棒グラフになっていて、毎月の推移が見やすく作られている。
例えば冬は暖房を使う機会が多いので電気代が高くなっていたことや、自粛が長引いて巣篭もりしていた5~6月は食費の伸びが一気に高くなったことが一目瞭然である。
こうして削れるところや見直すところをはっきりさせることが大切なのだと強く理解した。

お金は、普通の生活を送っているのに手元に残らないことがある。
しかしそれは収入から考えると普通より贅沢な暮らしをしているからに他ならない。

妻からの報告書を半年ほどもらったことで家計簿をの重要性を実感した私は、<自分の金>カテゴリーの家計簿を自分なりにつけてみようと思った。
大変地味な記事になるだろうが、中年のおっさんの家計簿記録を近いうちに公表できたらと思っている。