禁パチンコ １日～３０日目 本気の本気の辞めます宣言
２０２３年３月４日
友人たちのグループラインにこんな文章を送りました。
今日から僕はパチンコ辞めました
とりあえず年内に自分がパチンコを打っているのを見かけたり、
打っている証拠を得られましたら１人につき５万円差し上げます。
グループラインに参加する友達３人も全員パチンコをするので、パチンコの面白さを十分知っています。
もともと「パチンコ辞めました」という旨のラインはグループチャットによく投稿されます。
送った人間がその日パチンコでぼろ負けたり、負けが続いたときに投稿するのでまあ一種の挨拶みたいなもんですね。
ところが今回の私のラインには普段にはない２～３行目の文章が追加されています。
私をパチンコ屋で目撃したり、打っている証拠を発見すれば５万円の賞金がもらえるのです。チャットには自分以外３人いますので、１５万円という計算です。
基本的にパチンカーはケチが多いです。
その中でも私は意地の汚い人間ですので、１５万の賞金を懸けてでもやめるという気持ちを出すというのは異例のことでした。
案の定、チャットの友人たちにはからかわれましたが、それだけパチンコをやめたいという気持ちは本物だったのです。
やめようと思ったのは、40歳を迎えたことがきっかけ。
これからの人生を考えたとき、そこにパチンコは不要なものだと悟ったんです。
残りの人生をパチンコで煩わしい思いをしたくない！
こうして私はパチンコをやめることにしたのです。
……まあ、やめますと言うのはとても簡単なのですが、私のようにどっぷりパチンコの魔力にハマってしまった人間が縁を切るのはとても、とても大変なんです。
禁パチ１日目
宣言した日に私はスマホのブックマークを整理しました。
だらしがない性格なので、気になるサイトが乱雑にブックマークフォルダに突っ込まれています。
ニュースサイトや生活の知恵的なページに交じって、パチンコの演出紹介ページや近所の行きつけパチンコ店の情報ページが入っています。
その辺は片っ端から消していきました。
それに加えて、スマホにはパチンコ関係のアプリも入っていたのでこれもさっさと削除をします。
こうやってスマホからパチンコ情報を消していくことにしました。
さて、宣言してパチンコ情報を遠ざけてみたものの、すでにパチンコを打ちたくなっています。
ギャグかと思われるでしょうが、パチンカーの日常なんて一般から見れば悲劇に向かって進むギャグみたいなもの。
まだまだパチンコのテンションというか思い出が頭を駆け巡ります。
ポキューン！ポキューン！とテンションぶちあがるパチンコ効果音が頭の中でこだまします。
禁パチ２～９日目
やめます宣言をしてからとにかく週末が地獄。
足が地につかず、ふわふわして、誘惑に押されてしまえば一気にパチンコ店へ飛んでいってしまいそうです。
リアルの友人だけではなく、ネットの知り合いにも宣言せねばと思い、ソフトを使ってでかでかとした引退宣言画像を作ってツイッターでつぶやくことにしました。
皆様へ重要なお知らせ pic.twitter.com/G3N6GqtvPf
— キミー (@kimidqx) March 12, 2023
禁パチ１０～３０日目
パチンコをやめてちょうど１０日目の夜、パチンコを打っている夢を見ました。
内容はパチンコ屋で友達と遊んでいるときに、知らないおっさんが私の腕をなぜか握ってきて離せ！うるせえ！といった小競り合いになり警察を呼んで警察署で取り調べ、その後再びパチンコ屋に戻って打ち始めるところで目が覚めました。
パチンコの毒が抜けないようです。
それから１週間後にもパチンコの夢を見ました。
もう１５年ほど会っていない友人と一緒にパチンコの開店待ちをしているのです。
友人は出そうな台を知っているらしく、私が必死に教えを乞うています。
そしていよいよ開店してパチンコ店に入って台に座った瞬間に目が覚めました。
まだまだ毒は抜けないようです。
目が覚めてもパチンコに行きたい欲が押しては引いて、引いては押し寄せてきます。
油断すると、次の瞬間にはパチンコ打っているかもしれません。
冗談のように聞こえますが、本当にあるんですよ……
だから気を緩めずに最初の１か月は禁断症状と戦わねばなりません。
何度か禁パチをしたことがあり、実際１０年近く打たなかった成功体験を持つ私に言わせてもらうと、
禁パチは最初の１か月が超キツイです。
更にやめて４～６か月あたりまではパチンコ関連の夢を見ることがありますのでその辺までは油断できません。
６か月先までかなり長く感じますが、そこを過ぎればだいぶ楽になります。
パチンコに毒された体をデトックスするには時間がそれだけかかるのです。人によっては一生付き合っていく問題になることでしょう。
これから何度も同じような話をするのですが、パチンコ依存症はパチンコで信じられないほど負けているにもかからず、パチンコという情報に触れると勝てるかもしれない、儲かるかもしれないという幻想が沸き上がります。
昔勝った思い出に浸り、楽さに身を任せるのは簡単です。
私は逆にパチンコをしたことでつらかったことや惨めだった体験を思い出してnoteに記し、パチンコに行きたいという気持ちを抑えることにもしました。
需要がないかもしれませんが、３０日に１回くらいのペースで禁パチした記録やパチンコの思い出などを語っていければと思います。