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「家事手伝い」「花嫁修業中」、結婚相談所の深い闇

以前、結婚相談所は自分の稼いだお金で活動すると熱心になるとお伝えしました。
当たり前のようにも思いますが、世の中にはそうでない人もいらっしゃいます。
つまり、親の金で相談所に登録している利用者層です。
女性が圧倒的に多く、その殆どが「家事手伝い」「花嫁修業中」という身分です。
彼女たちのような利用者層は、結婚相談所に横たわる大きな闇です。

この問題は、ネットでもあまり触れられません。
とくに結婚相談所関係者のブログなどでは、間違いなく取り上げることのない話題となっています。
寝た子を起こすなってわけじゃないですが、変に問題提議してしまい、活動料金を支払っている親御さんたちが考えを変えて退所してしまうのを恐れているのでしょう。


『家事手伝い』『花嫁修業中』とは

どちらも若い世代には馴染みのない言葉だと思います。
ちなみに検索すると出てくる家事代行業とは全く関係ありません。

「家事手伝い」「花嫁修業中」はほぼ同義で、就学も就業もしておらず、親元で暮らしている女性たちのことを指します。
(家業を手伝っていたり、介護に取り組んでいたりするケースもあります。)

昭和中期の家事手伝いといえば、将来の旦那様に尽くすための教養と家庭を支える知恵を母親から伝授されているという、上流階級お嬢様のイメージがありました。

それから半世紀あまり経ち、女性の社会進出と共働き家庭の拡大で「家事手伝い」「花嫁修業中」についてのイメージもガラリと変わりました。
今現在、家事手伝いを言い換えるのなら、無職、プー子、ニートあたりが適切でしょうか。


相談所にはどれくらいいるのか?

私が結婚相談所に登録して女性を検索したときの結果では、1割程度の女性が年収50万円未満、さらにもう1割弱の人が年収100万円未満でした。
相談所に登録している2割弱の女性は無収入、もしくは扶養範囲内の収入しかありません。彼女らの職業欄を見ると、やはり「家事手伝い」や「花嫁修業中」でした。
100万未満の年収では相談所の活動料金を用意することは出来ませんので、彼女たちのお金は必然的に親御さんたちが支払っていると推察できます。


婚活では人気なのか?

家事手伝いや花嫁修業中という身分は、このご時世かなりきついです。
はっきり言って不人気です。

専業主婦が主流で、男性の稼ぎだけで一家が食べていけた昭和とは違い、
低収入化と増税が進んでいる令和の時代では、共働きが当たり前になっています。
最初から専業主婦を望んでいる女性は人気がありません。
現在2・30代で専業主婦をされている女性も、結婚前は働いていて結婚出産を機に専業主婦になるというパターンがほとんどでです。

現在も無収入の家事手伝い→結婚後も専業主婦希望は、怠け者と思われても仕方ありません。


一部の例外を除いて「家事手伝い」「花嫁修業中」では結婚に至ることは難しいでしょう。
昭和の常識は令和の非常識です。
もう一度、現実をよく知ることを強くオススメします。