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婚活最悪のハンデ?「一戸建ておじさん」

婚活記事ではなるべく前向きな方法を提案しているのですが、
これはどうにもならないなぁというやばいケースもかなりあります。
代表的なのが、すでに自分で家を建てている「一戸建ておじさん」


独身だけど自分名義のしっかりした一戸建てを所有して暮らしている―
「子供部屋おじさん」(成人後も実家暮らしの男性)の対極に位置する人々です。
すでに自分の城とも言うべき家を建てているわけですから立派なものです。
ところが婚活に関して言うと、マイナスでしかないのです。
婚活において最悪レベルのハンデともいえます。

いったいなぜなのか?
モデルケースからマイナス点を探っていきましょう。


Aさん
男性35歳 地元企業に勤務。年収500万円 
転勤がない仕事ということもあって、地方都市の小規模駅から徒歩15分、実家に近く通勤にも便利な場所に3年前家を建てた。
今までの貯金を頭金にして残りのローンは25年。(残り1800万)


Aさんが婚活する場合、かなりのハンデを背負います。
一戸建てはそこから引っ越すことが出来ないため、行動範囲が大きく狭まります。
さらに女性目線でAさんを見ると、結婚までいくのに尻込みする要素が盛り沢山です。
まず実家に近い場所に暮らしていること。
これは将来的には義父義母との同居や介護に関わる可能性が非常に高くなります。
それにローンが残り1800万円。Aさんが家を完全に所有しているわけではなく、ローンはあくまで借金です。
大きな負債です。マイナスにしかなりませんね。
このローンも完済できるか甚だ不安です。25年先にはAさんは60歳。その年齢まで仕事が継続できるのかこのご時世なんともいえません。


それに、Aさんがバツイチという可能性もあります。以前結婚していた女性との新居として建てられた場合、次に結婚する女性がどう捉えるのか……心理的にプラスに働かないのは明らかです。
そして最大のマイナスは「女性の好みが全く反映されていない家」ということです。
Aさんの築三年の新しい家でも、女性が使ってみるとキッチンや洗面所、戸棚の位置や大きさが使いづらかったりすることがあるでしょう。
夫婦で使いやすい家を建てる場合の最善の方法は、結婚後に一緒に住まいを決めることです。
しかしAさん宅はすでに出来ており、今から結婚する女性にフィットするように作り変えるのは非常に難しいです。


Aさんのマイナス点をまとめると
・引っ越しが出来ない。
・実家近く
・借金と見なされる
・ローン完済できるのか不安。
・バツイチだった場合、前の奥さんの影がちらつく
・女性の好みが住宅に反映されない。


ざっと6点挙げました。
このうち5つはまだ100歩譲って受け入れてもらえるかもしれませんが、
男性の実家近く(場合によっては敷地内)に大きめの家が建てられていて、将来はそこで全員同居……というレールが敷かれていたことが発覚した場合、女性はきっと逃げます。
昔のように必ず旦那の家に入って義父義母を実の親よりも大事にして孝行し尽くせ!
誰よりも早く起きて誰よりも遅く寝ろ!
一緒の墓に入れてもらえるだけありがたいと思え!
と言って同調してくれる女性は現在皆無です。


一戸建ては間違いなく資産のひとつですが、婚活において全く武器になりません。
それどころか足を引っ張る存在です。


ですが例外もあります。


・ローン完済してある家
これは男性、もしくは親が非常に裕福で家を一括で購入してあるケースです。
自分好みのコーディネートはできませんが、家賃(ローン)がほぼ0になるメリットは大きいです。
経済力の豊かさもアピールできます。
それでもやはり実家近くに建ててある場合は敬遠されます。


・都心のマンション
都心のマンションはいざとなればすぐに買い手がつくために例外です。


しかし郊外の人口が減り始めている地区のローンが残った1軒屋は残念ながら負債にしかなりません。
婚活の幅を広げたい!というのであれば売却することも視野に入れたほうが良いでしょう。
どうしても自分の建てた家で婚活を頑張りたい!という人は長く辛い戦いを覚悟しなければなりません。