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婚活を成功させた、モテない男のファッション選び

私は全くおしゃれに興味がないまま生きてまいりました。
ファッションに興味を持つ中学~大学生時代も、母親が買ってきた安売りトレーナーに何の抵抗もなく袖を通して出かけていたくらいですからその程度がわかるでしょう。

結婚した現在も、ファッションにお金を使うことは殆どありません。
服・下着・靴も込みで年間1~2万円程度の出費だと思います。

しかし婚活時代はさすがに服にお金を使いました。
『ここはお金を使わなければならないポイントだ!』
と本能的に悟ったのでしょう。
それはある意味正解だったと今では思います。
自宅に住み続け、ママが買ってきたダボダボのトレーナーで婚活に行っていたならば、結婚出来なかったと思います。


どんな選び方をしたのか

私は全くファッションの知識がありませんでしたので、友人のJ君を頼ることにしました。
友人Jは私を連れてショッピングモールで簡単なファッション指南をしてくれたのです。今でも覚えている教えにはこのようなものがあります。

・無難な格好が一番
・いざとなればマネキン買いをしろ
・清潔感が大事
・靴と時計にはお金をかけろ

一つずつみていきましょう。

・無難な格好が一番

ファッションは大事ですが、ファッションショーに行くではありません。
派手派手のものや奇抜な格好はやめたほうが良いです。
年齢も年齢なので、落ち着いた色のジャケット+パンツスタイルがいいだろうとJ君は言いました。

・いざとなればマネキン買いをしろ

それでもどんな服の組み合わせにすればいいのか分からないというなら、マネキン買いを薦められました。
マネキン買いとは、服屋の売り場に見本として服を着せられて立っているあのマネキンです。それをまるまるパクるのです。このマネキンのかっこいいなと思えば丸パクリもアリですね。
私も一部参考にさせてもらっていました。

・清潔感が大事

婚活での清潔感という単語は非常に厄介です。
明確な基準はなく、人によってその感じ方も違うため1冊の本を書けるくらいに複雑なものになっています。
では、ファッションでの清潔感とはなにかといえば、清潔に見える格好のことです。
シワや汚れが目立つ服を着ている人はそれだけでアウトです。(そんなやついないだろ!と思うでしょうが、いるんですよ世の中には……)
パツパツすぎたり、ダボダボ過ぎたりするような体型にあっていないのも清潔感の減点対象になります。
アイロン掛けと洗濯をしっかりして体型に合ったものにするだけで印象が変わります。
家のタンスにそんなものがないのであれば、買っておろしたての服を着ていきましょう。汚れも有りませんし、ピシッとした印象を相手に与えます。

・靴と時計にはお金をかけろ

友人Jが特に口を酸っぱくして私に言ったのがこれです。
相手がどんな人なのか、ぱっと見るときに意外と見られるのは靴とのこと。『足元を見る』という言葉もあるように、どんな靴を履いているかで相手を値踏みすることはよくあることだというのです。ビジネスの世界でも出来る男は例外なく靴と靴磨きにお金をかけているのだとか。
当時の私は5,000円ほどの使用感のあるスニーカーを履いておりました。完全にアウトですね。
後日、友人Tと靴屋さんに行って2万円ほどの靴を買いました。
時計も絶対にお金をかけろ!と友人Tに何度も言われましたが、お金もないので時計は結局買いませんでした。


さて、ファッションにお金をかけたと言いましたが、20万も30万もかけたわけではありません。無印良品やユニクロを中心に買い揃えました。
新しいシャツやパンツを何セットか買って、少しでも清潔感を出せるように頑張りました。
なかでも私がお金をかけたのはジャケットと靴でした。
ジャケットは待ち合わせ場所でも食事中でも相手の目に入るものなので、新品のそれなりのもを買いました。
靴は前述の通り2万円ほどの(自分にとっては)高級品を購入しました。

これらファッションへの工夫と取り組みバージョンアップの甲斐があってか、交際に発展して結婚することができました。
無駄な努力ではなかったと胸を張りたいです。


さて、現在はどうしているのかというと、ダルダルのシャツを着て2,000円で買ったスリッポンを履いて生活しております。
え?どうしてそうなったかって?太って服が着れなくなったんですよ。
太って靴ひも結ぶのが大変になったので紐のない靴にしたんですよ。
結婚してからも、ある程度ファッションは大事にしましょう……