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【サンセットハンター】旅先おすすめ夕日スポット Vol.1

新しい土地へ旅行にいくと、その先々の夕日スポットを訪ねるのが私にとっての旅行の楽しみの一つです。

ニューヨークロサンゼルスサンフランシスコの夕日スポットを紹介してきましたが、12月も後半となり2018年の日も沈んでいくということで、今年訪れた旅先でのおすすめ夕日スポットを2回にわたり紹介したいと思います。

2018年は「再出発の年」として、日本での仕事をやめマレーシアへ引っ越してきたのですが、月1で飛行機に乗り放浪をするという「旅」の年でもありました。

今回は日本から南アフリカまで、世界中のベストサンセットスポットを9つ紹介し、次回は東南アジアでのベストサンセットスポットを紹介したいと思います。

はじめに -サンゲイジングとは- 

みなさんは「サンゲイジング」という言葉を聞いたことがありますか?

その名の通り、「太陽を見る、眺める」(Sun Gazing)という行為なのですが、太陽を直接見て太陽光を目や皮膚から吸収することが実は人間の健康にとてもいいといわれています。

実は「太陽を食べる」サンイーターという方もいるみたいで、太陽を凝視することによって人間に必要なエネルギーを摂取するので食べ物を食べる必要がなくなる、そもそも食欲がなくなると語っています。

太陽光は人間が体内でビタミンDとAを生成するのに不可欠というのは有名な事実ですが、NASAがこのサンイーター(ヒラ・ラタン・マネク氏)を調べたところ、マネク氏の脳神経がとても活発だということ、脳の一部である松果体が同じ年代の人々くらべ収縮していなかったということです。

人間も植物と同じように太陽光で「光合成」を行いビタミン等を生成するわけですが、ビタミンDは巷で知られているように骨の健康にもいいですがそれだけではなく、高血圧や糖尿病、ガン、心臓発作や脳卒中などを予防するのに効果的だそうです。また、脳を活性化させ記憶力や思考力などの改善に貢献し、また幸せホルモンの分泌も助けるため、心の健康にも役立ちます。

日中に太陽を直接目でみるのは紫外線などのため危険なのですが、日の出や夕日をみるのは日中に比べはるかに安全で、身体や心にいい働きがあるみたいです。

なのでサンセットを楽しむことは、ただ綺麗だから癒されるだけではなく、太陽光を目から吸収することによって自分自身の健康にも貢献するのです。

ガラタタワー・ブリッジ、イスタンブール/トルコ

こちらのnoteでも紹介しましたが、南アフリカへ向かう際にトルコのイスタンブールで22時間のトランジットがありました。その際に無料のツアーに参加しその後一人観光をしたのですが、イスタンブールで訪れたサンセットスポットがガラタタワーとガラタブリッジです。

イスタンブールでのサンセットタイムが7時頃だったので、6時ごろにガラタブリッジを通ってガラタタワーへ向かいました。(橋から塔は徒歩20分くらいです。)

ガラタブリッジでは地元の人達が釣りをしていて、落ちかけている夕日がその姿や海峡を照らす姿はなにかノスタルジックな感じを醸し出していて、タワーまでいかなくてもここも十分綺麗だとのんびりと釣りをしている人々を眺めていました。

ここまで来たらせっかくだからと6時30分頃にガラタタワーの入口付近に着いたのですが、おもわず「しまった!」と声を出してしまうくらい長い行列が入口まで伸びていました。

これでは30分後にタワーの上から夕日が沈んでいく瞬間をみるのは難しいかなと思いながら、40分ほど並び、ちょうどサンセットタイムを過ぎたころに展望台に上ることができました。

日は沈んで、すでにあたりは暗くなっていたのですが、そこで気づいたのがイスタンブール中の街頭が夕日と同じ色をしていたということです。日が沈んだ後のボヤと夜空とのグラデーション、また夕日がモスクやと街頭がきれいに交じり合い、「イスタンブール独特」ともいえるような景観を圧倒されました。


ヨハネスブルグ、南アフリカ

ヨハネスブルグは南アフリカ最大の都市として有名ですが、都市部はほんの一部で、ヨハネスブルグの大半は広大で何もない土地で成り立っています。

なのでドライブをしていると360度自然、人工物がないというシチュエーションは多々あるのですが、その状態でみる夕日は最高です。

言い換えると、ヨハネスブルグほぼ全体がサンセットスポットということです。よくドキュメンタリー番組などでみる景観、アフリカ独特の木々たちが点々と生える広大な土地に沈む夕日は綺麗というよりは、迫力があります。

ヨハネスブルグは世界で一番治安が悪い都市として有名で、日本から旅行で行く人はあまりいません。しかし、より多くの人にヨハネスブルグの大自然の感動を味わってもらいたい!

ヨハネスブルグへ初めていく、また現地の知り合いがいない状態でいくとなると移動や治安問題で大変です。
もしヨハネスブルグへ観光目的で行く際は、旅行会社のツアーへ参加するか、サンシティなどの観光客が多く訪れるリゾート地へ行くことをお勧めします。


テーブルビュー、ケープタウン/南アフリカ

ケープタウンはヨハネスブルグと並ぶ南アフリカ最大の都市で、南アフリカの南西部、アフリカ大陸で最南端ともいえる位置にあります。

ケープ湾沿いにある港町で、街自体が大自然に囲まれていて、いたるところから海が見えたり、世界中のサーファーたちを魅了するビーチがあったりするので、南アフリカの中でも一番観光客に人気のある都市です。

テーブルマウンテンはケープタウンの象徴的な存在で、ケープタウンダウンタウンはテーブルマウンテンのふもとにあり、まさに「母なる自然」に見守られている感があります。

そんなテーブルマウンテンとケープタウンを遠く見渡せる場所がテーブルビューという街です。

ケープタウンダウンタウンから車で20分程行ったところにテーブルビューはあるのですが、ビーチがあったりおしゃれなバーがあったりと街全体で楽しめます。

またBlaubergstrandと呼ばれるビーチはウィンドサーフィンで有名で、風や海の調子がいい時は夕方になるとたくさんのサーファーたちが集まるのですが、海とサンセットとテーブルマウンテンとウィンドサーファー達がおりなす情景はとてもきれいでした。


ケープポイント(喜望峰)、ケープタウン/南アフリカ

ケープタウンの観光地の中で、私個人的には「もう一度訪れたい場所ナンバーワン」のケープポイント(喜望峰)でもサンセットを楽しむことができます。

喜望峰はアフリカ大陸の最南端といわれていて(実際には違います)、ケープタウンをさらに南下した場所に位置しています。大西洋とインド洋の2つの大海が出会う場所で、この岬からは海の色が変わるのが見えたり一面に広がる青を見渡すことができます。

また、この一帯が大きな国立公園になっていて、公園全体をドライブしながら広大な敷地に広がる日本ではみたことのないような植物たちや迫力のある岩場に夕日がかかる姿は圧巻です。

この景色を見るためだけに南アフリカに訪れたいと思えるほど、おすすめのサンセットスポットです。


ケープタウン大学、ケープタウン/南アフリカ

ケープタウン大学(University of Cape Town)は、1829年に創立された南アフリカ最古の大学です。レンガ造りの校舎に蔦が生えていたりとレトロな雰囲気を醸し出していて、とても美しいです。またテーブルマウンテンのすぐふもと、ダウンタウンより標高が高いところにあるので、ケープタウン全体と海を上から見渡せるようになっています。

太陽が海へ沈んでいく姿や、美しい校舎が夕日に照らされる姿は鳥肌モノです。


ジュメイラビーチ/ドバイ

ドバイは南アフリカからマレーシアへ向かう際にトランジットで15時間ほど滞在したのですが、そのトランジットを使い市内観光をしました。
夕日時まではオールドドバイやバージュカリファ、ドバイモールなどの観光名所を回ったのですが、とにかく人が多く、また長旅のせいもあり肉体的、精神的にも疲れた状態だったので、夕日時くらいはリラックスしたいとビーチへ向かうことにしました。

ドバイダウンタウンからウーバーで20分ほどの場所にあるジュメイラビーチは観光地の喧騒とは打って変わって、とても静かなビーチです。私が行ったときにはドバイで暮らしているヨーロッパ人がジョギングをしていたり、フィリピンからドバイに出稼ぎに来ている人々がピクニックをしていたりとしていました。
しかし辺りはとても静かで、ビーチやテトラポットの上に座るほぼ無音なので、都市部とのギャップですこし奇妙な気分になりましたが、すごくリラックスできました。
海ではセーリングをしていたりウィンドサーフィンをしている人がちらほら居て、落ちていく夕日に照らせれる姿や海の色などの情景を楽しむことができます。


ワイメアビーチ / ハワイ オアフ島

ハワイのオアフ島を訪ねた際、一番綺麗な夕日を見れたのが、ノース・ショアのハレイワとタートルベイ・リゾートの中間くらいに位置する、ワイメアビーチ・パークです。

こじんまりとしたビーチで、冬になると大きな波がきて有名なサーフィンスポットとなるみたいなのですが、私がいったのは9月だったので、とても穏やかで夕日時に地元の人々がのんびりビーチで寝転がったり、散歩をしたりしていました。

ビーチのまわりも落ち着いていて、繁華街などはなく、緑や岩などの自然に囲まれたビーチ・パークなので、サンセットを見ながらリラックスするには最適なスポットでした。


荒川、東京/日本

東京に住んでいるサンセットハンターの方にぜひ訪れてほしいところが荒川の土手です。ちょうど荒川区と足立区の境目に位置している土手で、足立区の方に立つと夕日がきれいに見れます。

私自身もマレーシアに引っ越す前には東京に住んでいたのでよく夕日時に散歩に訪れた場所で、晴天の日に運がよければ夕日が沈む方に富士山がくっきりと見えます。


桜島、鹿児島/日本


鹿児島から桜島フェリーにのり、フェーリーターミナルから少し歩いたところにあるレインボービーチ付近からのびている埠頭からサンセットを見た際、はじめて「サンゲイジング」とはこういうことか!という体験をしたのですが、埠頭に座りながらひたすら太陽を凝視していると、夕日がオレンジ色だけではなく赤や紫など色々な色でみえ、なんともいえない幸福感を感じることができました。

東京での生活に疲れていた私にとって、ここでみた夕日は心にしみるものがあり、忘れられないサンセットの瞬間となりました。


次回は私が2018年に訪れた東南アジアのサンセットスポットを紹介させていただきます。

すでにサンセットハンターの方も、またこのnoteをよんですこし興味が生まれた方も、自分のお気に入りのサンセットスポットをみつけて「サンゲイジング」を楽しんでみてください!

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