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新規事業から始まる自己実現

「社内起業」という言葉を聞いたことがありますか?
言い換えると「新規事業」や「社内ベンチャー」の立上げ。
会社の信用やリソース、ネットワークを活用できる「社内起業」は、「起業」「複業」のようにリスクを負わず、自己実現をすることができる可能性があります。


異色の社内起業

そんな社内起業。ニュースで見かけて気になった事例があるので紹介します。自動車部品メーカー・日本特殊陶業株式会社の社内ベンチャー、株式会社ignArt。

事業テーマはこちら

"自己表現と他者理解の場の提供"

株式会社ignArt - 株式会社ignArt

あれ?自動車部品メーカーだよね?
二度見、三度見してしまいました。

サービス内容は「風通しの良い職場づくりを実現するコミュニケーションアプリ

新規事業立上げにあたり、俯瞰して仕事を捉え直した時にどんな仕事でも、人間関係が根底にあることに気付いた起案者。バックグラウンドが生産管理、設計開発、生産技術と異なるからこそ生まれたアイディアですね。

どんなコミュニケーションも、全ては自己表現が起点となり、人間関係を育んでいく。
そして人間関係こそが、より良い製品やサービスを生み出す源泉となり、より良い社会を創っていく。

株式会社ignArt - 株式会社ignArt

組織開発はどの会社でも共通した課題。起案者の想いと会社の方向性が合致したことで、異色の社内ベンチャーが実現しました。既に多数の企業で導入されているようです。

ここまで読んでこんな感想が浮かんできたかもしれません。
「大きい会社だからこそできることなんでしょ?」
「優秀で尖っている人だからこそ認められたんでしょ?」

実は会社の規模の大小や業種・職種によらず、社内起業の事例は沢山ありますし、その進め方を学ぶことができる場も存在します。

社内起業の進め方を学ぶ

それが社内起業学。東京にある、インタラクティブな学びの場「自由大学」で開講している名物講義のひとつ。10年以上継続開講され、卒業生は200名を超える。

そんな講義を立ち上げたのは望月教授。会社員→独立起業→会社員→社内ベンチャーという経験を活かした本講義は、中小企業庁から"全国ベストスクール"として評価されるなど実績豊富。社内起業の始め方から稟議の通し方まで学ぶことができます。

受講生は、バリバリ社内ベンチャーや新規事業立上げを目指す方ばかりではありません。意外にも、アイディアがない状態での受講生も多いです。会社でしっかりと仕事を回せているけれど、現状で社内で実現できないことがありモヤモヤを抱えている。そんな方も講義を通して活き活きとアイディア実現に向けて会社内で活動をするようになっていきます。
勿論、既にやりたいことがある方はブラッシュアップして確度を上げ、どんどん次のフェーズに進んで行きます。

社内でのモヤモヤを前向きに昇華するために

この講座では、社内起業に限らず、「会社にこれまでなかった/できなかった取組みの実現」の後押しをしています。人事制度改善でも複業を認めてもらう、でもいいのです。アイディアが固まらなくても教授や受講生との対話を通じてモヤモヤが解消されていく方も沢山います。
この講座の良いところはモヤモヤを前向きに昇華することができることでもあります。

会社で前例がない取り組みをしようとするとある程度時間がかかりますし、障壁も現れます。そのため講義期間で完結しないことも多いと思いますが心配いりません。実は講義が終わっても教授と受講生の関係性は望めば続きます。5年越しの実現に至るまで教授がフォローした事例もあります。

何年でもフォローするから

度々、かけてくれる優しく背中を押してくれる言葉。説得力があります。だからこそ、受講生は自分のペースで前に進むことができます。

そんな社内起業学、東京・永田町で開催されます。開講が10/28(土)、締切が10/21(土)となります。
ピンときた方は是非、講義ページを除いてみてください☺

ここまで読んでいただきありがとうございます。
自己実現の手段として起業、フリーランス、複業が取り上げられる機会が増えてきましたが、会社内でも実現できる可能性は沢山眠っています。
このページを読んだ方とその可能性を一緒に実現できることを楽しみにしています。
(キュレーター:きむけい)

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