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まだバイトはしません

昨日、久しぶりに来た生徒に「バイト、してないんですか!?」と驚かれた。仕事はキャンセル続き、レッスンに来る生徒もほとんどない中、音楽の仕事での収入は激減している。じゃ、バイトすればいいじゃん。と思われるのも当然かもしれない。

モチベーションが上がらないからと練習しないのはアマチュア。

何があっても自分の技術レベルをキープし、新しい音楽を作り続けるのが、プロ。

音楽という分野ではよく、プロ=職業音楽家という見解で否定的なことも言われることもあるけれど、どんな仕事も専門的な技術でで報酬を得るためには高いスキルが必要だ。好きなことばかりやっているのとは訳が違う。そのためには1日のほとんどの時間を練習や創作、勉強に使うことになる。だから、演奏している姿だけをみて好感を持っていただいても、実際の私の生活を目の当たりにすると、大概、引かれてしまう苦笑。コロナ禍であっても、というよりむしろこの状況だからこそ、気合が入る。

そして、音楽の仕事にシフトはないので、いつ入るかわからない。入ったらそのための打ち合わせ、準備、リハーサルなどもあるので結構やることはたくさんあるのだ。たとえキャンセルになってしまっても。

だからせんせえ、まだバイトしません。

できません。

だから困ってるんだけどね笑。

音楽でまだ生活できない頃はあらゆるバイトをした。練習時間確保のためにとにかく短時間で稼ぎたいので当時、女子は接客業、男子は日雇い肉体労働が基本だったなあ。しかしそれを乗り越えて今、音楽の仕事をできている人はどのくらいいるだろう。私はラッキーなのだ。

御神籤は大吉。そして昨日頂いた、タマリンドという不思議な果物!

みなさんのサポートは、音楽活動を続けるため、生きていくために、大切に使っていきます。そして私も、誰かの小さな心の支えになれますように。