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捨てるところは、ありません
糠床を育て始めて数日、捨て漬けしていた野菜を取り替えようと取り出した。
これって、食べられないのかな?とかじってみると、なかなかに、美味しい!少しまだ塩の角が立っているけれど、それはそれでご飯のお供にいい感じ。問題なし。
野菜の皮とか、綺麗に剥いていた時期もあったけれどむしろ、そのままの方が美味しいし栄養価が高いのだと知った。アクやえぐみも、完全に取り除く必要はないと思っている。
結局人間も同じで、つるんと綺麗なだけの人は何か、味気ない。色々苦しんで、もがいて、失敗して、遠回りをして。そして存在するその人そのものが素敵なのだと思う。そういう人の方が、断然、面白い。無駄だったことなんて、何一つ、ない。
今朝、糠床に手を入れたら、発酵が始まった気配がした。ふわっと柔らかい感じ。そして、少し乳酸菌の酸っぱさが出てきたかも!
春はすぐそこ!
みなさんのサポートは、音楽活動を続けるため、生きていくために、大切に使っていきます。そして私も、誰かの小さな心の支えになれますように。