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どうしても抗ってしまう

みんなが一斉に何かを始めたり、同じ意見を言い始めると必ず、「ちょっと待てよ」と考えてしまう面倒くさい性格だ。

そもそも自分のやってることや考え方、嗜好性が少数派だということは認識済みではあるんだけれど、世の中の大多数の人たちが思っている意見とはなぜか違う方向に進んでしまう。

まあ、こういう同調圧力にめげない人間がいないと世の中おかしくなるし、いいのかも。
くらいに考えてる。

この状況下でオンライン、ネット配信が当たり前とされ、そういうのを「新しい生活様式」というらしい。
先日、文化庁の給付金を申請したけれど、この活動にどれだけ考慮しているかで支払われる経費の割合も変わってくるのだ。

オンラインはうまく使えば、とてもいいと思う。

でも、全てをそこに頼ったり、それを常識としてしまうのは、特に音楽などの場合、どうなんだろう、と思う。

今は比較的簡単に演奏動画を自分で制作できるし、録音もある程度のクオリティーまでは可能だ。
そういう技術を勉強して、配信することも素晴らしいと思う。

でも、それと同じように、それ以上に、どうしたら生の音を聞いてもらえるのか、そういう場を作れるのかを考え続けなければ、と思う。

今、こういう発言はきっと、不謹慎なんだろう。

でも、オンライン化に取り組むのと同じように一生懸命考えれば、きっと解決策はあるように思う。

私は実は新しいものが結構好きだし、録音とか映像の作り方などの勉強をすることもかなり好きだ。

でも、それとは別の次元で、「誰かと音楽を共有すること」を考えた場合、この動画配信の波には気安く乗りたくない、とも思う。

できるならば人海戦術で。
小さく、より小さく。
自然に逆らわず、むしろ生かした形で。
今できること、を考える。

オンラインでは一瞬で世界中に配信ができる、これを機会にもっと発信しよう、みんなと繋がろう、自分をアピールしよう。
もっと、もっと、少しでも多く。少しでも広く。

すごく乱暴な言い方をすれば、今の世の中はこの考え方の行き着く先、だったのではないか、などと思ったりする。

どうしても抗ってしまう自分としては、

より小さく、より少なく、
そして、より深く濃く、愛情を込めて、

人と接し、音楽を共有し、その時間を楽しみたい。

と言うようなことを思っていると、少しずつ、そんな形をしたものたちが集まってくるように思う。

先日の10人限定(オーバーしてしまいましたが、、、)Bar Rimshotのライブはかけがえのない時間になりました。

もう一つ、不謹慎なことを言うならば、チューは無理にしてもハグはいいんじゃないか。

ハグができずに沸きらない笑顔の私と、Bar Rimshot マスター・住井さん苦笑。

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その代わり、うがい手洗いは徹底して、その手で目口鼻を触らなければいいと思う。(ここ、大事!)
お洗濯もまめにして、ね。

そして、
自分の免疫を上げて強くなろう。
そのために、食事や生活習慣を見直したりするのもいいと思う。
結構楽しいよ。

毎日の練習で、二の腕にこんなに筋肉がつきました。。。

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みんながしてるから、とかじゃなくて、自分の頭でよく考えて一つ一つ行動していけば、きっと活路は見出せる。

疫病に、ではなく、自分自身に負けないように。

頑張りつつ、楽しみつつ、抗いつつ。

今日もいい天気!!!

Photo by Tatsunobu Toyosaki

みなさんのサポートは、音楽活動を続けるため、生きていくために、大切に使っていきます。そして私も、誰かの小さな心の支えになれますように。