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結局は覚悟が見たいのだ

鶴岡市の限界集落、大鳥に住む彫刻家のしまちゃんは市内での個展開催中、この自転車でなんと、片道2時間かけて会場に通っていた。雨の日も風の日も。パソコンも携帯も車も持たず、昔の児童館を改装したアトリエ兼自宅で生活に根ざし、自然と共存する作品を作り続けている。年々凄みが増していて、先日の大規模な個展では喜びよりも、これからまた、一から始まるんだととつとつと話していた。

文化芸術の世界では上手い人、優れた人は星の数ほどいる。でも、その作品で心から感動することは私はなかなか、ない。リアリティを感じられないと、上っ面のペラペラしたものでしかないから。

結局は覚悟が見たいのだ、と思う。どんな仕事にしても、それを心から愛し、大きなリスクを背負っても全てを捧げて、それを飄々と楽しんでいたい。

しまちゃんは多分、60代後半。自転車で街に出るのは命懸けだと、笑っていた笑。

そんな人が創る作品は、強くて優しい。そしてなんだか、面白い笑。

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タイトルは、夢。

バンドネオンも戻ってきたし、今日から色々リハーサルも始まる。ああ、嬉しいなあ。疲れは残るものの、体調もスッキリ!!!

がんばろ!

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