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自ら声をあげる人

理不尽なことがあったら、もしみんなが黙っていても、「おかしい!」と言える人になりたいと思う。この時代、たった一人が声を上げたとしても物事はすぐには動かないし世論に押し流されてしまうだろう。でも、それでも言い続けていたいし、そういう人を見つけると、はっとさせられ、勇気をもらう。

昨日は千葉淑徳大学看護学部でのコンサート。卒業式すらできずに現場で既に働いている新人看護師さんたちの前での演奏の機会を頂いた。先週末、会津への旅をご一緒した茂野学部長の車での道中、いろいろなお話をお聞きした。

医療の現場での看護師さんたちの厳しい勤務状況。中でもエイズやサーズ、マーズ、今回のコロナなど感染症に対する病院側の対応など。

「私たちは、血を、浴びてるのよ。」

いち早く声を上げた茂野先生は、組織の中では異分子的存在だったという。その後、世論の後押しもあり看護師さんたちへの保護策が整えられたというが、最初に立ち上がった彼女のような存在あってのことだと、私は思う。そして、茂野先生のような方が学部長になられ、そこへ帰ってこられる学生たちは、本当に心強いのではと思う。

新人看護師さんたちは皆健気で心打たれるものがあった。頑張って欲しい。そして、これから続くであろうコロナ禍の現場で、様々なことが起きた時、彼らがちゃんと声をあげられますように。

そう祈りつつ、演奏させて頂きました。

写真は会津の旅の途中での茂野先生との2ショット。

アネキと呼ばせていただきます!

みなさんのサポートは、音楽活動を続けるため、生きていくために、大切に使っていきます。そして私も、誰かの小さな心の支えになれますように。