今さらながら。。。天安門から35年
この事件は、世界中を震撼させた。
当時の私は、バリバリ?のアカだった。
<たぶらかされていただけと言ってしまえばそれまで>
天安門で、戦車が走り回る映像は、いまはなきヤナゲンの大型テレビで見た。
特撮映画のワンシーンのようだったが、何だか現実離れした印象だった。
しかしながら、天安門の件は、日本共産党にはマイナスとなり、自民党には
プラスに作用した。
マスゴミが垂れ流したせいで、共産主義=弾圧 のイメージが定着し、民度の低い日本では、中国共産党も日本共産党も一緒くたで、ただでさえ反共風土が強いものだから、共産主義というか共産党が、悪鬼がごとく思われるようになった。
結果、消費税強行導入ゆえに追い詰められていた自民党は、矛先をかわすことができ、<といっても胴体から四肢に逸れただけだが>致命傷を負わずに済んだ。
消費税が上がっても、人命まで取るわけではない・・・
愚民の奴隷根性なら、そう行きつくのも必然だったか。
天安門が勃発するまでは、各種選挙で、共産党の単体候補が、いわゆる保革相乗りの候補を各地で追い詰めていた。
しかしそれもなくなった。
とはいえ、社会党の大勝、という形で、89年の参院選は、自民党を追い詰め、三本指で鳴らした?宇野総理を退陣に追い込んだ。
一方、日本共産党は、各種選挙で、苦戦が避けられなくなった。
閑話休題。
ほんで、この、天安門事件以降、中国は、政治と経済を切り離す格好で、国力を増強させた。
80年代の中国は、日本の人件費ターゲットで、いろんな企業が、低廉だった人件費を目当てに中国に工場を建て、生産したと記憶している。
これが産業空洞化を呼び起こし、日本の衰退につながっていった。
現今の日本の大企業に、ほぼほぼ伸びしろがないのは、産業空洞化のつけと言うべきかと。
中国のGDPが日本のそれを抜いて久しいけど、天安門事件の前は、日本は、アメ様のポチよろしく2位をずっとつけていた。。。