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ウルトラマンジャック、M78星雲に帰投・・・

団時朗さんが亡くなった。
74歳。
今時分だから、長生きとは言えないが、早死にとは言えまい。

ところで、このお人が主演なさった、
「帰ってきたウルトラマン」。
変身アイテムを持たない、唯一のウルトラマンだったかと。
<当方、ウルトラマンゼロ以降のウルトラマンを知らない>

また、割と負けが込んだウルトラマンでもあった。
ナックル星人+ブラックキング戦はいうにしかず。

このシリーズきっての傑作といえば、
#33 「怪獣使いと少年」。
日本人の宿痾を詰め込んだような作品。
ちなみに、メイツ星人が用心棒代わりに?連れてきていたムルチは、人気のわりに、何度出てきてもろくなやられ方をしていない。
メイツ星人を射殺し、暴徒と化した日本人様なのに、ムルチに逃げまどい、
「あんたMATだろ」
と押し付けるアホンジンは、いかにも日本人。
この作品限りで、監督の東條昭平さんは「降板」。
だから、郷秀樹は、
「何を勝手なことを言ってるんだ?騒ぎを起こしたのはあんたたちじゃないか」
と傍観するが、根上淳扮する隊長は、
「郷、何をやってるんだ」
なぜか虚無僧になって、けん責する。
<お二人ともいまは涅槃>
結局、ウルトラマンジャックにシンクロした郷秀樹は、ムルチをあっさり倒す。
最後は、孤児と化した良少年、必死にメイツ星人の残した円盤を掘り出そうとガンバる。
「メイツ星に行くんだー」
無理だとわかっていても・・・

「帰ってきたウルトラマン」を見ていないお人にはチンプンカンプンな文で恐縮だが、この作品を象徴するお話なので、悪しからず。
ついで申せば、#51で、ウルトラマンジャックは一旦帰投する。
もっとも、その後何度も地球に来てはやられているので、
新味は子供心に?まるきり感じなかった。
また、呼び名が、何度も変わったウルトラマンは、この人だけw
「帰ってきたウルトラマン」
「ウルトラマン二世」
「新マン」
で、落ち着いたところが、
「ウルトラマンジャック」。
何より、主人公の郷秀樹と、ウルトラマンジャックがシンクロしないと、
変身できないという、他に類がない変身スタイルは、もどかしかった。
しかしながら、当時最新鋭の特撮技術を駆使したと思しい、手のひらなどに光を集めての変身は、ある意味斬新だった・・・

とりあえずは、合掌。

ps 私は一時期、この人に似てる、とよく言われた・・・

現在は無名の、いちネット作家に過ぎませんが、 書き続けるためにどうか ご支援をどうか よろしくお願いいたします。 a.kimitoki2023@gmail.com