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U16ジュニアオリンピックへの道・4

試合開始

召集場でチェックを済ませた選手たちが幅跳びピットへ現れ始めた。直前練習は2回跳べる。ラインを目視する審判員が、どの辺りで踏み切ったかマークしてくれている。全員が二回跳び終わると審判員は席を離れ、その後は自由に練習できるようだった。何度も跳んで調整している選手もいたが、息子は2度の跳躍でやめたらしく、跳ばなかった。

たった数ヶ月とはいえ、高1の選手はスピードもバネもすごい。昨年度のU16の配信や今年の国体の配信も見ていたので、昨年の優勝者や国体に出ていた選手がいるのもすぐに分かった。(国体は先週の試合なので連戦!)

息子はエントリーも下位の方だったし、なんとか自己ベストが出せればいいなと考えていた。この上位の選手たちと一緒に闘えたことはきっと大きな経験になるはず。全国大会というこの高揚感は、きっとここでしか味わえないものだろう。

結果としては自己ベスト更新とはならず、決勝はスタンドから観戦することとなった。席にやって来た息子はさっぱりした顔をしていたが、実際はどんな気持ちでいたのだろう。何か得たものはあったのだろうか。

U18幅跳びまで観戦し、競技場脇から出るバスに乗ってホテルへと帰った。街中はかなり渋滞していたので、タクシーに乗らなくて良かった!

ホテルに着いて一息入れてから、路面電車にて道後温泉に向かった。18時過ぎだったが、道後温泉周辺は人手も多く土産物店も開いていた。



松山名物を食す為、予約していた店で鯛めしと道後ビールでお疲れ様会をし、その後は道後温泉に行き一風呂浴びた。営業時間が23時までと長く、すぐに入ることが出来たのは「椿の湯」。三箇所ある浴場のうち、保存修理工事中の為シートに覆われていた本館は、一部(霊の湯)で入浴することはできたが、こちらは整理券配布が終わっていた。

時刻は20時過ぎになっていたが浴場内はアスリートだらけ。試合が終われさえすればゆっくり疲労した筋肉をほぐして帰ろうと、みな考えることは一緒なのだなと笑ってしまう。さすが開催地3年目、ここへ来るのも慣れている選手もいるだろう。

再びレトロな車両の路面電車にてホテルへ。路面電車は最新型の車両もあったが、行きも帰りも昔ながらのレトロな懐かしの車両であり、僅か数分ながら2日目の夜は観光気分になれた。

鯛めし。醤油タレと溶いた卵黄をかけていただく。

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