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陸上部で跳ぶ・11〜中3、総体で初めて9本跳ぶ。

地区大会で走幅跳の標準をクリアした次は、
いよいよ総体と通信である。

ちなみに今年の地区大会も100Mに出場したが、
春に出した自己ベストを更新できずに終わった。

地区大会でも3年生の速い選手は
11秒台前半で走るしトップ選手は決勝になると
中3でも10秒台で走っちゃう世界。

100Mリレーの方は、ギリギリ総体標準を
クリアし出場が決まり、リレーメンバー全員が
一緒に総体へ参加できるのは嬉しいことだった。

去年のように、総体前にリレーメンバーで
もう一度大会に出ておきたかったが、
顧問が変わったばかりでエントリーする間が
なかったのだろう、総体通信以外、
しばらくは何の予定も組まれていなかった。

新しい顧問の先生は、陸上経験はないけれど、
自身もスポーツをしているとのことで、
体の状態や筋肉のケアなどに詳しかった。
陸上については全国に行った生徒を
側で見てきた経験があり、
彼がいつもどんなメニューをこなし
大会ではどう過ごしていたのかという
知識もあるに違いない。

当初の心配は消して先を見ることにした。

総体1日目にはリレーがあり、
去年と同じく通信には行けなかったが、
去年の息子のように2年生メンバーが
レベルの高い大会を経験することは大きいし、
今年を糧にして来年も頑張って欲しい。

2日目の走幅跳は、初めて経験する午後またぎ。
午前予選で3本飛び、午後は決勝に残った
上位12名で再び6本跳ぶのである。
1日で計9本。

総体も通信も初めて参加する息子は、
1日に9本跳ぶ試合は今までに経験していない。

一度切れた集中をどうやって上げていくか。
しかも予選でいくら好記録を出しても
午後の決勝には持ち越せないのだった。

午後の決勝12人に残り、3本跳んで
さらに3本跳べる8人に残った。
しかし、疲れてきたのか調子は伸びず…

最後の最後、後がない6本目のジャンプは、
いつもより高く跳び上がり、遠くキレイに着地した。
驚いたことに少なくとも6m70cm以上は…
跳んでいるように見えた。

しかし赤い旗が瞬時に上がり、
これは1cmの踏切ファールとなってしまう。

なんと勿体無い。
見守る誰もがため息をついた瞬間だった。

しかし地区大会での6m50cmの
マボロシジャンプがマボロシでは
なかったことが分かった、というか
実力的にはまだ伸び代があるということで、
いよいよ全国が見えてきたと言えた。

あと少し。あと少し跳べれば。
しかしそれが難しいのが走幅跳なのである。

全国大会への参加標準記録は6M55cm。
通信大会へと持ち越された全国への道。

通信は2週間後。
ここで跳べなきゃ全国には行けない。

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上の見出し写真は、2年冬に導入した
ミズノのフィールドジオLJ。
踏切がしやすいとのことで、
三年生のシーズンは全てこれで戦った。

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