見出し画像

休刊前の住吉公園150年記念事業「住吉公園歴史探訪」16号は明日納入

住吉公園は、1873(明治6)年の太政官布達により住吉大社の境内地(馬場)であった地を公園として開設した府営公園で、日本で最も古い公園の一つです。来年2023(令和5)年には開設150年を迎えます。

「住吉公園 歴史探訪」とは、住吉公園150年記念事業として住吉公園の歴史をたどり、開設当初からどのように利用され、どのような変遷を遂げてきたかを記録として取りまとめ、次世代へ継いでいくことを目的とし、4年前の2018年12月より発行されました。季刊で3月・6月・9月・12月に発行されます。

編集委員は、水内俊雄さん(代表、大阪市立大学)、小出英詞さん(住吉大社)、寺田孝重さん(苅田土地改良記念コミュニティ振興財団)、繁村誠人さん(NPO法人 国際造園研究センター)、櫻田和也さん(NPO法人 remo記録と表現とメディアのための組織)、荒木美喜男さん(大阪府庁公園OB)です。

因に、我が母校である大阪市立墨江小学校も来年11月28日で創立150年を迎えます。何と!! 今春ピカピカの1年生になった姪っ子が150期生となりました👏

これまで第15号まで発行されました。

第1号(2018.12発行)

住吉公園の誕生/公園創設期関連史料を読む/『大阪府公園地規則』の内容/『摂津国一之宮 住吉神社御境内領地絵図面』/住吉神社の古文書と寺田家の測量図面から見た公園地と境内地の移り変わり/絵図や古い地図から見る住吉公園、住吉大社の周辺の地理/明治・大正・昭和期の公園利用から見る住吉公園の成り立ち

第2号(2019.3発行)

明治18年阪堺鉄道開通/阪堺鉄道から南海鉄道/住吉浦の地形的特質 植生をあらわすカキツバタ/標高図と当時の住吉津と海岸線の想定/屏風図の陸路と海路/水路の邂逅/当時の海岸線の状況とその描写について/源氏物語の碑 説明銘板/住吉公園の近代史(大正初期)住吉公園が太政官布達公園から近代的な公園に生まれ変わるために/写真データ提供のお願い

第3号(2019.6発行)

大阪築港と住吉公園・湊の変遷 住吉津/河港、居留地から築港へ/住吉公園にあった西村捨三翁銅像/上田貞治郎 写真コレクション/住吉公園の原風景を彩る生物たち  ―ウノハナとコガタウツギヒメハナバチ―/住吉大社の卯之葉神事/大正後期から昭和初期にかけて 大阪市南部の街づくりの「要」としての住吉公園

第4号(2019.9発行)

明治期の住吉公園界隈と潮湯館/明治30年代の写真から/カメラクラブ員 住吉撮影會 明治34年(1901)3月3日/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―「御田」のハマヒエガエリ―/「住吉名所之図」(住吉大社御文庫所蔵『絵本直指宝』より)/住之江公園誕生

第5号(2019.12発行)

住吉公園で催行された競馬式/汐掛道のその先は? ―住吉浦の変遷と住吉川―/住吉、住之江両公園を結ぶ公園道路が新市街地に登場/住吉公園の原風景を彩る生物たち―「御田」のオギョウ―/日本初の公園祭は住吉公園で開催

第6号(2020.3発行)

明治初期の住吉門前町/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―「御田」のホトケノザ―/「住吉公園を作った男」大屋霊城を語る

第7号(2020.6発行)

明治後期の公園茶屋/住吉公園に存在した州のなごり/明治中期の大阪南郊の描かれ方/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―「御田」のナズナ―/大正期の当世公園事情

第8号(2020.9発行)

明治三十六年「住吉神社及公園之真景」/公園の施設/植生と地形/周辺の様子/絵図制作の背景/明治三十五年「大和川堤上より住吉遠望」

第9号(2020.12発行)

大正期住吉公園の茶屋と周辺/荒廃する住吉公園 ~明治中期から後期にかけての変貌~/明治28年 住吉公園実測地図/明治41年 大阪府住吉公園地図/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―「御田」のハコベ―

第10号(2021.3発行)

大正十五年『堺住吉(附近)名勝案内』/堺住吉(附近)名勝案内(表紙面) 掲載写真タイトルリスト/堺住吉(附近)名勝案内(裏紙面)掲載写真タイトルリスト/南海鉄道沿線名勝案内図/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―「御田」のセリ―旧国道16号線開通前後の住吉公園の変遷/1 道路事業と公園施設改修時期/2 無くなった施設、新たにできた施設からの考察

第11号(2021.6発行)

住吉の高燈籠/上田貞治郎 写真コレクション 所収の住吉高燈籠写真より/昭和初期の住吉高燈籠/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―「御田」のスズナ・スズシロ―

第12号(2021.9発行)

住吉公園と周辺の自然災害 住吉と風水害/住吉と地震/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―「御田」の植物リストから欠落したスベリヒユとヒガンバナ―

第13号(2021.12発行)

住吉の松と伝説/岸の姫松の古跡/住吉公園の原風景を彩る生物たち ―住吉の松(Ⅰ)松という植物―/住吉公園の児童遊戯場1 ~児童遊戯場のはじまり

第14号(2022.3発行)

住吉公園の原風景を彩る生物たち ―住吉の松Ⅱ なにわやの笠松―/住吉公園の児童遊戯場2 ~遊戯場が現在の場所へ

第15号(2022.6発行)

住吉公園の原風景を彩る生物たち ―住吉の松Ⅲ 住吉公園をめぐる松林―児童遊園 戦後の復興 戦時中の住吉公園遊戯場の復興

住吉公園を中心に我がまち・住吉の歴史が盛り沢山!! 貴重な絵図や古地図に、古写真等がよく残っているものだと毎回感動で、ホンと3ヶ月毎の楽しみです。

私自身住吉っさん(住吉大社)の近くに住んでいて、住吉公園にも私が子供の頃だけでなく、姪っ子が近くの保育園に通っていて今春卒業するまで送り迎えを頼まれた際はよく遊んだ思い出の場所でもあります。

2022-09-12

昔々、住吉公園でもサルが飼われていたと叔母が言っていました。その当時の写真も見つからないかなぁ...第16号の内容も期待しています!! 明日の夕方に行けば郵送されるらしい16号は届いているでしょうか?でも、第16号で休刊は残念です😢

#探究学習がすき #住吉公園 #歴史深訪

この記事が参加している募集

#探究学習がすき

7,438件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?