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3mmと5mm

だいぶ久しぶりなnoteです。
来月6月を工房設立1周年とし(実際の稼働が8月からなのですが…)、
最近はせっせと記念のクッキー缶を仕上げております。

カヌレについても、配合・焼き時間など散々研究したんですが、結局記事にできておりません…。とにかく、毎日寝ても覚めても、どんなクッキーがいいか、お店をどうしていこうか、普段の生活とどううあって折り合いをつけていこうか、日常の業務と合わせてたくさんのことを悶々と、でも楽しみながら考えております。

こんな風に考えられるのは贅沢な時間だなあと感謝しつつ、頭でっかちにならないようにとにかく手を動かし、足を運び、人と話し、柔軟でいられるように意識しています。

最近は1年経つこともあってだいぶすっきりして自分の行きたい方向を考えられていて、喜んでくださるお客様の顔を思い浮かべながらクッキー缶試作の日々を過ごしております!

分からないことだらけで、こっちかな?あっちかな?と散々悩みながらの1年でしたが、一通りやってみたし「とりあえず一回決めた方向でやりきってみよう」と決めたら程よく肩の力が抜けました。

試作していく中で、やはり研究上がりの私は、お菓子に対しても配合や食感の科学が楽しくてたまりません。
感覚として感じる味覚を科学的に、仮説を立てたり比較をしながらキミオの味に落としていくことにこの上ない幸せを感じています。(専門誌パティシエが面白すぎます!!一般の方にもおすすめです)
センスや感覚で活躍している(ように見える)人との差を感じて凹むことも多くありましたが、ここを楽しめるのがやっぱり私の強みなのだと最近ようやく実感しました。せっかくなので徹底してやってみようと取り組み始めましたが、他のお店のクッキーを食べておおよその配合がわかるようにもなってきました。
作り方や温度管理などはまだまだ分からないことばかりなので、必死に勉強中です。

いつかお菓子作りを楽しみたい方のために、研究が好きで教員だった自分の強みを活かして、分かりやすくちょっと科学的なレシピを掲載していけたらなと思います。

最近は、タイトルにもあるように3mmと5mmの食感の違いを楽しんでいます。
サクッとした硬さや口の中でホロっとほどける柔らかさ、しっとり、軽やか…
挙げるとキリがないですが、クッキー缶の全体での食感のバランスを考えながら、また単体としての美味しさも考えながら試作しているので時間との戦いです。

ぜひ楽しみにしていただけましたら幸いです!!
定期的にnoteで詳しく経過をお伝えできたらと思います。


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