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教育の義務について

不登校の基本のキ。


教育の義務について、今日はお話をします。




これは、最近ある保護者さんとの連絡のやり取りからの話題です。



「親だから『学校へ行かせる』義務がある」


学校を休ませているのは、


それを「放棄しているのでは…」と不安になっている、


というようなお話でした。




皆さん、どう思われましたか?


これ、実は間違った認識なんです。



さて、どこでしょうか?





それは、

「教育を受けさせる義務」がある、という意味の捉え方です。


例えば、子どもが

「勉強したい!」と言っているのに


「働きなさい!学校へ行かなくていい!」


なんて事がダメな訳です。



「学校を休みたい」ことを認めているのは

何も義務を放棄している訳ではありません。




むしろ、保護者さんは勉強について心配されているので

充分義務を果たされていると思います。



そして、話は変わります。


では、義務教育の教育の教育とは?



これは、一般的な基礎的な教育を指しています。

一般的とはどういう事でしょうか?


いわゆる、読み・書き・そろばん、でしょうか。



不登校の子ども達が学びたい内容があります。


例えば


・パソコン関連の知識

・より専門的で深い内容の勉強

・メイクとか創造的な知識



残念ながら、これらは地域の公教育では学べません。

配布される教科書には載っていない所に

興味があったり、知りたかったりします。


子ども達の「学ぶ権利」があるにも関わらず


公教育では応えられない状況にあります。


学習要綱って決まってますもんね。





これって、子ども達の問題でしょうか?



別に、学習要綱の内容について文句を言いたい訳ではありません。




たまたま、子どものニーズが学習要綱と合致しないだけなんです。





お好み焼きを食べたいのに、

フランス料理屋のお店しかないんです。




勉強って言葉を聞くと、

教育って言葉をイメージすると、

学校で教えてもらう内容が想像しやすいかもしれません。


そうではなくて、

もう少し大きな意味で捉えてみて下さい。



今はYouTubeやネットで専門的な知識が学べます。


以前なら、本屋に行かないと、大学に行かないと

触れることが出来なかった情報たちが

スマホから手に入るんです。




学校を休ませているから、勉強できない、なんてことも

勉強をさせていない、なんてことも


ありません。









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