「自分に引くわー」という冷静さ。

どうしようもないほど鬱屈になる時もある。鼻からスイカを出す方がよっぽど楽なのではないかと思うほどの。そういう時はとにかく一旦落ちて、落ちるところまで落ちて地面に突っ伏して声を上げて泣く。わああああああん、と子供みたいに泣いてみたら、案外馬鹿らしくなって「何してんだ子供みたいに」とあっけらかんと自分に引く。そうなったらあとは前を上を見るのみだ。泣いてたって始まらない。時間は進んで行く。これからの生活だってある。この生活を守っていくためにもとにかく前へと進むしか道はない。

引っ越しをした。1LDKで12畳のリビングダイニングと6畳の寝室。新婚には充分すぎる部屋だ。この部屋に引っ越してきてからいつも旦那と話す。「このお家を守ろうね」。二人とも率先して家事掃除をするようになった。少しでも埃があれば気になって掃除してしまうし、時間さえあれば何かしら片付けたり掃除したりしている。そうやって私はようやく自分の守るべき居心地の良い拠点を手に入れた。絶対守り抜く。

ところで「自分に引くことができる」って相当冷静だと思うのだ。行くところまで行って、もしくは落ちるところまで落ちて、あるいは登るだけ登り詰めて、そこに酔いしれてしまう人間は見苦しい。一度「マジか自分」と自分に引くことができると周りも見えるし、判断力を欠くことも少ない。どうしようもない鬱屈の時、私は一旦とことん落ち込む。そして泣き喚く自分に引いたところで、次に出て来るのは先方への愚痴である。いやぁ、今回のは酷いと思うぞ、色んな意味で。あまり波風立てるのも良くないと思うので詳細は省くが、多分6:4くらいで向こうが悪い。向こうの見通しと詰めの甘さが原因だと思う。はい、ここまで。愚痴は言いたいことだけを最小限に抑えます。

そんなこんなで、一旦自分に引くことが出来たので次は仕切り直して進むだけです。もう開き直ってやるわ。頑張るしかねーだろ。うい。

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