吐くまで飲んだお酒の不味さに落胆するのはいつもこの時間になってからだった。

「幸せになってね、僕が居なくても」

うん、幸せになるよ。好きな人お前しかいないけど。
推しも友達もお前には敵わないけど。
騙されても裏切られても好きだったけど。

吐くまで飲んだ日にしか気付けない、好きだったことを。
まだ好きだってこともおまけで。

わたしは青でありたい。
君にとっての青でありたいよ。

君の夢の中で死んで冷たくなった青で。

苦しい。また会お。

君の好きな暦の月に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?