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2月14日:小さな愛・小さな親切は、大きな変化を生む可能性がある。バレンタインデー<バリ島が教えてくれた365個の幸せ>

バリ島のバレンタインデー。男女関係なく「好きな人に好きと伝える日」として、しっかり根付いてきた。

とはいえ、何もしない人、ここぞとばかりにチョコレートを買う人、大量のぬいぐるみや花束を贈る人。お手紙を贈る人。いろんな国の人がいるということもあり、その表現方法はさまざまだ。

バリの人にとって、バレンタインと言えば「赤とピンクを愛でる日」と「愛を伝える日」だろう。赤とピンクは、この島の得意な色だし、愛を伝えるのもこの島の人は得意だ。この日SNSは、バリ人の旦那さんと、ピンクのクマのぬいぐるみを持った奥さんとのラブラブツーショット写真で賑わう。

2024年、長男の通うGreen school Baliでは、この日を「Frendship Day」と名付けた。誰一人として取りこぼさずに、友情の絆を祝いあう日だ。学校で、手紙やハグを送りあったそうだ。

あれ、聖書にもあったな。「隣人を愛せよ」って。
あれ、とあるベストセラー小説にもあったな、「世界の中心で、愛をさけぶ」って。

宗教や文化は違えど、小さな愛、小さな親切は、大きな変化を生む可能性があると、2月14日のバリ島はわたしに教えてくれた。

よし、わたしも今日はバレンタインデーにあやかって、好き人に好きだと伝えよう。好きと言われて、嫌な気持ちになる人はいないはず。いや、いた。反抗期の息子はぜったい嫌がる。でも、今日はここぞとばかりにキスしてやる。覚悟しておけ。

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バリ島に住んで5年の月日が経ちました。コロナ禍で観光経済が壊滅したり、過剰開発で環境が破壊されたりひどい渋滞が起こったり。そんな現状を目の当たりにしながらも、バリ島に暮らす人々は、いつも明るく笑顔で、とにかく幸せそう。

-悪いことは悪霊のせい
-人と神様と自然の調和が大切
-貯金はしない

なんでだろう?と探っているうちに、バリ島に根付く「トゥリ・ヒタ・カラナ」という哲学に辿り着きました。「神と人」「人と人」「人と自然」の調和を重視することで、人々は幸せに過ごし喜びを感じることができるという考え方です。

その哲学がしっかり根付いているバリ島の日常にこそ、幸せのヒントたちが落ちています。ここに住まわせてもらっている議事録もかねて、バリ島が教えてくれた365個の幸せを綴っていこうと思います。

TOP写真:UnsplashMateusz Miernikowski撮影