マガジンのカバー画像

脚本『私たちは反対側の道を歩む』

23
運営しているクリエイター

#脚本

23.

○教室 (夜)
映画の脚本のクラス。イタリア人の先生が、ジェスチャー多めで情熱的に脚本の書き方を教えてる。ホワイトボードに”キャラクターがストーリーをつくる”と大きく書いてある。
ニナも生徒の中にいる。ノートをとっている。

○学校の外(夜)
リュックをからった、ニナが歩いて車へ向かう。車の鍵をあけて乗り込む。車が走り出す。
-カメラは走っていく車の後ろからだんだん上に上がって、ロサンゼルスの夜を

もっとみる

14.

○ニナの部屋(夜)
-カメラはキャンドルを🕯アップで撮してだんだんさがっていって、ニナが勉強してるのが窓見える。
-カメラはニナに焦点をおく。
机に向かって、気が散りながら宿題をしてるニナ。
携帯が鳴る
ニナが画面を見ると一平からのフェイスブックメッセンジャーが着てる、”一平”から
一平(メッセージ📧)
「What’s up?」
ニナ(📧)
「いつ出てきたと?」
一平📧
「人聞きわりーね、

もっとみる

13.

○ 工場のオフィス(昼)
一平は仕事の休憩中。携帯を見ながら、嫁が作ってくれたお弁当を食べてる。
すると携帯の画面にフェイスブックから
“ニナさんに誕生日のメッセージを送信しよう”とのお知らせがうつる。
時計を見ると仕事に戻る時間、メッセージは送らないまま仕事へ戻っていく。

○車内・中学校の横の道(夕方)
一平が仕事を終え、家へと帰ってる。
タバコを吸いながら、窓を開ける。
通り過ぎた中学校の体

もっとみる

12.

○車内 (夜)
サムが運転、キヨは助手席、会話のない2人でも気まづくない雰囲気。団地の前に着く。
キヨ「ここでいいよ」
サム「敬語覚えたがいいねお前、バイバイ」
団地へ帰るキヨ。ちゃんと部屋まで入っていくのを見守るサム。キヨがちゃんと家に入っていったのを見届けて、1人自分のアパートへ車を走らすサム。

(フラッシュバック)
○コンビニ (昼)
コンビニの前に立つ中学生の頃のサム。
コンビニの中では

もっとみる

7.

○ラーメン屋 (夜)
地元の人に長く愛される、日本人、日系人のお客さんが多いお店。キッチンには1人の70代の日本人男性が大きな中華鍋を手慣れたように回している。そのまりでせかせか働く若いラテン系の男の子たち。
フロアではニナがせかせかとラーメンをテーブルへと運んでる。
-チリン!
お客さんが入ってくる。
ニナとお店の全部「いらっしゃいませー」
それぞれのテーブルでそれぞれの時間を楽しむお客さんたち

もっとみる

6.

○ ひまわり教室 (昼)
***クレヨン教室じゃなくてひまわり教室でいきます。まだ物語は完成してなくて、書きながら試行錯誤中やけん所々変わっていくとこがあるかもです!!!***
ニナが1人の男の子の日本語の宿題を手伝っている周りで、ケラケラ笑いながら走り回る数人の子供がたち。
ニナは少しイライラした表情。
ニナ「教室で、遊ばないよ」
女の子「だってもう宿題終わったもん」
といいまだケラケラ笑いなが

もっとみる