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人を見切ったなどと思うなよ

人事をやっていたからか、人を品定めするクセがついてしまっているようだ。

「この人はこんな人」無意識にそう定義している。

自分と著しく器のカタチが異なる人、器が自分より大きな人に出会うと、「こんな人」と言葉にできない。

だからなんだかフワフワ、モヤモヤしてしまう。

いや待てよ。

お前が今まで定義してきた人のことは全て見切れていたのか?

勝手にラベルを貼っていた人の「器」とやらがお前より小さかったと?

そんなことは決してない。

どんな人でも、メジャーで測るようにとらえることはできない。

計り知れない秘めた何かも、きっとある。

人はみな、とらえどころがないはずなのだ。

自分の浅い直感で「見切れる」「見切れない」を判断することは、相手に対して失礼以外の何物でもないだろう。

人を定義するのを止めよう。

そしてもっともっと、計り知れない人たちがいる世界に行こう。

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