ホテル隔離中での食事 in カンボジア

カンボジアに到着後、ホテル隔離をして1週間が経ちました。「仕事し始めたら、もう夕方になってた」という日々です。

仕事は朝8時から始まるので、大体6時半頃に起床します。歯磨きや洗顔を終えたら、部屋からホテルのテラスに出ます。
(エレベーターや階段で他の階や一階のフロントに行くことはNGですが、部屋のフロアに出ることは、お咎め無しの様です)

たまたま自分の階(ホテルの10階)は、写真の様に窓がなく、天井まで続く大きな柵で囲っている小さなテラスがあります。


日差しや風を感じながら、テラスでラジオ体操や筋トレをすることが、唯一自然を感じるられる場所。本当に部屋の巡り合わせが良かったと感謝してます。

前回投稿した時にも説明しましたが、物資の支給、回収は全て椅子の上に置かれます。


朝昼晩の弁当+ミネラルウォーター一本の支給方法は、ピンポンダッシュです。

朝は7〜8時、昼は11〜12時、夜は18〜19時の各時間帯に、ホテルのスタッフの人が部屋の前の椅子に弁当を置いては、各部屋のインターホンを押します。インターホンのベルを聞いて、中にいる人間が弁当が支給されたことを知ることが出来ます。

カンボジアの25〜30度の天候の中、マスクとフェイスシールドをつけながら、毎日朝昼晩と一つ一つ弁当箱にご飯やおかずを詰めて、紙袋に入れて、部屋の椅子の上に置いて、インターホンを押してと、本当に大変なお仕事ですよね。

自分が搭乗した日本からカンボジアへのフライトには50人の乗客はいたので、なかなか楽では無いだろうなと。その後、弁当の回収と処分もありますし。

隔離中のごはんの一例を挙げます。

まずは朝。カンボジアでは朝でもチャーハンや焼きそばなど、なかなかオイリーな料理が出ます。それに、東南アジア独特の調味料で味付けされたスープもついていきます。また朝だけ牛乳とりんご•オレンジジュース、果物が付きます。時々、よく分からない甘いデザートが出ます。


昼夜の弁当は、都内の中華または東南アジア料理を想像してください。基本、味付けが濃くてオイリーな料理です。
うどんの様な薄味料理は一切ありません。


それと、ご飯量が毎回多い。恐らく茶碗2〜3杯分以上の量を敷き詰めてくる。弁当の半分以上がご飯。

「ご飯、サービスしますよ!」と、盛り付け方からそんなメッセージを感じました。

青春まっさかりの運動部の10代なら食べれる量ですが、30歳の成人男性には厳しかったです。


「きっとカンボジアでは、なかなか健康的な食事は難しいだろう」と思い、トランクケースの中に

•青汁 1〜2ヶ月分
•プロテイン 1ヶ月分
•クルミ、アーモンドなどのナッツ 2週間分
•サプリメント 1ヶ月分
を気休め程度に詰めてきました。

普段、自分なりに健康を意識して食事を取っていたので「好きなものを食べれない」「自分で料理が出来ない」「健康的な食事をしていない」ことは、結構ストレスでした。

でも、ご飯を作って下さることには感謝してます(ここすごく大事)

ちなみに一回の弁当+水でお値段は10$です。

「料理を作って部屋まで支給+回収してくれるサービスと、ホテルでの単価を考えると妥当かも知れないけど、これで10$かあ……。」

ご飯を作ってくれることは、本当に感謝してます。「ただこれ10$かあ…、まあ、妥当な値段なのかな…」と、正直あんまり満足してないです。

ただパッケージとして、最初にホテル代金、食事代、万が一の医療費など2000$支払っているので、基本的には食べてます。


それ以外にルームサービスとして、別の料理や飲み物を追加で注文出来ます。ホテルだけあって、飲み物とワインは非常に充実してます。ボトルワインだけのメニューがありますので、ワイン好きは困らないです(普段飲まないので、一度も頼みませんでした。。。)

普段全くお酒は口にしませんが、折角の機会だったので、カンボジアビール(2.5$)を注文しました。


ここでも一手間かかったのが、ビール瓶の栓抜き。部屋の前に椅子にビール瓶と栓抜きが入った紙袋が置かれます。そして、ホテルのスタッフが私の2〜3m離れた場所で、私がビールの栓を抜き終わることを待って、栓抜きだけ回収していくという奇妙な体験をしました。

マスクとフェイスシールドを付けたカンボジアスタッフの方が、私がビールの栓を抜いている様子をまじまじと見ているので、なぜか恥ずかしくなりました。

今回は、ただの現状説明になったので、ホテルのカンボジアスタッフとの交流はまた別の機会に書こうかと思います。






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