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カンボジア自粛生活 その2

今月、たださえ周りに何もない荒野の中のホテルと工場を行き来している生活の中で、さらに肩を落とす出来事がありまして。

カンボジア政府
「コロナの陽性者が増えているから、今月4月に予定した正月行事は全部キャンセルすることに決めたかんな。国民のみんなは、一週間休みだけど外出すんなよ。
ちなみに今の所、別の日程に正月行事を開催する予定はないから、よろしくな。

それと、これ以上陽性者増やすといけないから、カンボジア全体で夜8時から早朝5時までは基本的に外出禁止な」

弊社カンボジア工場(偉い人)
「従業員のみんな、カンボジア政府が正月の行事は中止とアナウンスしたし、お前ら暇やろ?
だから、この期間は出勤してもらうことに決めたから。給料もいつもよりはずむから堪忍な。
ちなみに、政府が正月行事の振替予定は無いようだから、ウチの工場も別日に振替休みは予定してないで」

(ただでさえ、通常週6勤務で年間休日が70〜80日程度しかないのに、そこから休日を6日も削り取るとは…。)

4月から自社に対する顧客監査も始まり、今まで以上に忙しくなった中、心の支えとしていた来週の一週間の連休が散りとなって消えました。

ちなみにGWというものは、カンボジアに存在しないので、勿論私は通常通りお勤め予定です。


最近、改めて「知足(足るを知る)」って、大事やなと痛感してます。今まで「確かに」とは思ってましたが、カンボジアで軟禁生活をしていく中、知足を実践してます(むしろ、自然にそうなったというか、そうしないと、心身が持たないというか…笑)

「足るを知る」という言葉は『老子』の中の

知人者智、自知者明。勝人者有力、自勝者強。
知足者富、強行者有志。
不失其所者久。 死而不亡者壽。 


の「知足者富」に由来しています。

現代の言葉で解釈を加えると
『人のことをよく理解するには知恵が必要であり、自分のことを理解するには智慧(知恵以上のもの)が必要である。
人に勝つことができる人は力をもち、自分に勝つことができる人は強さを持っている。
自分は何を持っているのかを知ることが真の豊かさである。不断の努力をできる人は志を持っている人である。
本来の自分らしさを見失わない人は長きに渡って栄え、たとえ死んでも、その志は亡びないことを知っている人こそ、本当の長寿なのだ』とのこと。
(ネットから引用しました)

平たく言うと「外的な環境や要因に求めずに、内的なもの価値を見出せ」と言う感じかな。

日中のホテルの周りの様子

本当に何も無い

荒野の先に工場と地元の方々の家々が点々とある位。

2ヵ月いるけど、何も景色の変化がない

だから最近は、限られた環境の中でどうやって前向きに健康的に生活をするか、生活をするかということを、カンボジア出張中のテーマとして掲げてます


(人間って、ストレスが多い環境に晒されると、どうにかして生きようとする知恵や行動が湧き出ると思うんです。

すごいよねー)

日本に帰国した後のイメージとしては、

「週休2日とか本当に楽じゃない?7日ある内の2日休めるって素晴らしくない!?」と言える位の心持ちを手に入れられたらと思ってます(暫くしたら、そんな事言ってないだろうけど)

「こんなこと、カンボジア出張と比べたら」とか(段々とこの出張トラウマ化してきてる…笑)

最近、プライベート(ホテル)で心がけていることは、なんとか心身共に健康を維持(向上)して、週6勤務にカンボジア出張を乗り切ること

具体的には
•散歩する
•極力健康的な食事をする
•日曜日は必ずヨガ+筋トレをする
•水は2ℓ前後を飲むことを心がける
•寝る前は必ず30分〜1時間のヨガをする
•朝は白湯やヨーグルトなど胃に負担をかけないことを心がける

とかかなぁ。他に何かあるかな。


仕事に関しては

•カンボジア社員の出来ることを増やす(教育)

です。

(日本に帰国してから、自分が楽になるため)

普段、会社ではカンボジア人と英語で会話してるので、とりあえずのビジネスでの英会話は向上している(ような気がする)

余談だけど、ウチの会社、若手を海外に出向させる文化があるようで。新卒2年目で同じカンボジア工場に赴任して、今年カンボジアで3年目の勤務している20代の男性がおりまして。

多くの人が日本と比べて非常に不便で過酷と感じる環境下で、2年以上働き続ける精神力と体力って本当にしゅごい…。

自分には、そういう境地になるイメージが持てないよ……

自分も日本帰国したら

「(さらに)痩せた?」とか
「疲れてる?大丈夫?」とかではなく

「目つきが(良い方に)変わったね」とか
「なんとなく逞しくなった?」とか

客観的に言って貰えるようにしたいっす。

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