見出し画像

ChatGPT活用のアイデアソン(カジュアルなプロンプトソン)をやってみた

今回は、以前にマイクロソフト社内のチームメンバー間で開催した”ChatGPTの活用方法に関するアイデアソン(カジュアルなプロンプトソン)”の内容をお伝えしたいと思います。

数名から開催できる内容になりますので、是非社内のチームビルディングなどの時間枠で開催してみてはいかがでしょうか?


そもそも「プロンプトソン」とは?

まずはプロンプトソンについてBing Chatで聞いてみました。

Bing Chatで「プロンプトソン」について聞いてみた

プロンプトソンとは、AIとの対話において、AIに入力、命令するテキストを指す「プロンプト(Prompt)」と長距離を走る「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語です。イベントの開催をきっかけに新たに作られた造語です。

by Bing Chat

また、過去に実際に開催されたプロンプトソンでは以下のように記載されています。

Promptathon / プロンプトソン
Promptathonは、「プロンプト」と「ハッカソン」のコンセプトを組み合わせたコンペティションです。
今回は、Generative AIを活用したサービスを企画し、そのサービスに必要なプロンプトを設計するコンテストを開催します!
参加者は、当日発表される与えられたトピックに沿ったツールを設計・開発し、GPT-4やStable Diffusionなどの最新テクノロジーを活用してツールを作成します。

世界初!Generative AIを利用したハッカソン - Promptathon by wrtn

このような内容で開催できればベストですが、大がかりにやることは考えていません。
本記事におけるプロンプトソンは、あくまでChatGPTを使って今の業務を少しでも楽にするヒントが得られればOK。というゆるい前提で開催をしました。

開催背景

  • 昨今OpenAI社の動向が度々ニュースで取り上げられ、企業のChatGPTや生成AIの活用に関するニュースが相次ぐ中、果たして社内で使いこなせているのか

  • リモートでの働き方が主となり、ChatGPTの活用方法の気軽な共有ができていないのではないか

  • プロンプトの活用方法(プロンプトエンジニアリング)は更なる可能性がある

プロンプトソンのゴール

  • 業務の効率化・精度向上に役立つプロンプト案を生み出す

  • 他人のアイデアを知ることで知見を広げる

  • 業務にAIを活用するという行為を実体験し、対外的にも伝えられるようにする

  • 近い将来のAIとの共存する時代をイメージし、率先して利用することを継続できるようにする

対象の活用領域

  • "時短"(作業の手間を省く)"質"(作業の精度を上げる)
    ※ChatGPTやBing AIでプロンプトを活用する領域のみとし、ソリューションに組み込むことは対象外

グループでの進め方

  • グループに分かれてアイデア出しとディスカッションし、最後に各グループからフォーマットに沿ってプロンプト案を発表

  • ChatGPTを立ち上げ、操作しながらのディスカッションを推奨

  • グループ毎でプロンプト案は複数個出すことは問題なし
    あくまで趣旨はアイデアの共有

  • ざっくばらんにゆるくアイデア出しとディスカッションをする

実際のタイムテーブル

こちらが実際に使用したタイムテーブルです。
全体で90分の開催枠となりますが、グループワークの時間が不足した印象でしたのでもう少し長く確保してもよいかもしれません(後述にも記載しています)

タイムテーブル

「No.1:開会・プロンプトソン趣旨説明」は上記の"開催背景"から"グループでの進め方"を簡単に説明しました。

「No.2:プロンプトとChatGPT基礎講座」に関しては、全員の知識レベルが同じ程度であれば必要ないかもしれません。
もし内容を盛り込む場合は、参考になりそうな記事を最後の【おまけ】に掲載していますのでご活用ください(それこそChatGPTに聞いて内容を考えてもらうのもよいかもしれません)
尚、実際に使った資料はここでは出せないことをご理解ください。

「No.4:グループワーク」「No.5:各グループ発表」にあたっては、以下のフォーマットを使いました。

アウトプットフォーマット

こちらをグループワーク中に埋めてもらい、各グループ発表時に投影しながら説明をしてもらいました。
※全てをちゃんと埋める必要はありません。あくまでグループ毎で同じ観点から考えてもらうためのフォーマットです。

やってみてどうだったか

実際のプロンプトの文言は割愛しますが、例として以下のようなアイデアが出てきました。

  1. 文書量の多いニュースリリース記事をただ要約させるのではなく、+αの観点(初見の人にもわかりやすく、特定部門の目線で、など)を加えて要約・出力させ、自分の情報収集の"時短"を図る

  2. 会議中に断片的に残したメモから簡易的な議事メモを出力させ、議事メモ作成の"時短"を図る

  3. 社内外からの問い合わせに対してただ打ち返すのではなく、正誤確認および補足情報の有無を確認することで"質"の向上を図る

一人では思いつかなかったであろう活用方法が多数出てきたことで
「この作業で使うとこんなにも便利になるんだ」「会議準備を簡略化できる」などポジティブなフィードバックがありました。

一方で、
「グループワークの時間が足りなかったためもう少し時間を延ばしてもよいかも」
「日常的にルーティーン化して身体に染みついている作業の場合(本来、ChatGPTを使うと便利なのに)活用することを忘れてしまう」
というコメントもありました。

日頃から「この作業はChatGPTを活用したら便利にならないか?」という意識を持つことがアイデアを創出する近道になると改めて感じました。

プロンプトを今後の業務に活用する

今回のようなプロンプトソンで出たプロンプト案を業務に活用しない手はありません。

汎用的な使い方であれば、社内で再利用・共有できると組織やプロジェクト内の効率化も図ることができます。
その際の一つのアイデアとして、Microsoft 製品のPower Appなどを使ってChatGPTと連携するアプリの活用なども参考にしていただければと思います。

特徴は、シナリオやアウトプット形式など、個人や組織で汎用的な使い方をアプリ利用者が登録でき再利用、共有が出来ることです。

Power Apps で ChatGPT と連携する実用的なアプリを作ってみました - Qiita

最後に

昨今、毎日新しいニュースや情報がリリースされる中で、各々で情報収集からトライアルし、業務で活用まで行うのは至難の業です。

本内容はプロンプトソンと呼ぶには簡易的すぎるかもしれませんが、少しでも面白いと感じていただけたなら、ChatGPTの理解を深めつつ、気軽にアイデア共有をし、更には業務を効率化できる可能性があるカジュアルなプロンプトソンを一度社内で開催してみてはいかがでしょうか?

この記事を参考にしつつ、ご自身でカスタマイズしたやり方で実践していただければと思います。
開催準備で困った際には、ChatGPTに聞いてみることをオススメします。

【おまけ】参考記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?