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NYシティマラソンに見るシューズの今@ポートフォリオ

Webライター&コピーライター、Kimidori Gothic*(キミドリ ゴシック)のポートフォリオです。過去のメディア掲載記事や制作した広告コピーを紹介しています。ここではランニング雑誌の(ちょっと古い)シューズ紹介記事を紹介しています。


3万人のワールドイベント
NYシティマラソンに見るシューズの今

ランナーズ_NY

世界最大の規模を誇るマラソンイベント、ニューヨークシティマラソン。今年も世界各国から3万人のランナーを集め、11月1日(当時)、晩秋の摩天楼を舞台に開催された。日本でも話題の「MIZUNO WAVE」は米国でも高い評価を得ており、地元ランナーもその優れた機能性に注目している。ここではNYシティマラソンのレポートを通して、米国でのシューズに対する意識や選び方のポイントなどを紹介していきたい。



ニューヨーカーお気に入りのシューズ

「最近気に入っているシューズは、WAVE RIDERⅡ。特にクッション性が良くて、足への衝撃をほとんど吸収してくれる感じで、とっても走りやすい」と語るのはゲリー・チェンさん。フルマラソンを3時間後半で走るという24歳である。「長い距離を走っても足にストレスがかからないのがうれしいですね。このシューズはトレーニング用だと聞いていたけど、今回のレースでも快適に走れました」。

NYシティマラソン前後に限らず、日常的にセントラルパークでランニングを楽しむニューヨーカーは多い。

「楽しく長く走り続けるためには、何よりも足への負担を軽減してくれる安定性が大切です。このWAVE CONVICTIONを今回の“ラン&レビュー”で初めてはいたのですが、安定性の高さには驚きました」というイザベラ・フィルバーさんは、21歳の女子大生。毎日ジョギングを欠かさない健康志向のランナーだ。「このシューズは安定性だけでなく、クッション性も兼ね備えているし、軽さも大きな魅力ですね」。

ニューヨークで聞いた2人のランナーの声。MIZUNO WAVE搭載のシューズが今、ニューヨーカーの間で話題となっている。


クッションとスタビリティを重視する米国ランナー

ミッドソールに波状のプレートを挟み込むことで、優れたクッション性と安定性を両立射せたのが「MIZUNO WAVE」。ゲリーが注目したRIDERⅡにはクッション性を重視したパラレル(平行)ウエーブが、そしてイザベラお気に入りのCONVICTIONには特に安定性を重視したファンシェイプド(扇形)ウエーブが搭載されている。

例年、全米各地はもとよりヨーロッパ、南米など、世界各国から実に多彩なランナーが集まるNYシティマラソン。彼らは走りのレベルやスタイルの違いこそあれ、シューズに対する意識の高さだけは皆一様に共通している。

特に欧米人にとっての靴は文化ともいえるレベルの高さがある。日本人と比べて靴との付き合いが圧倒的に長い彼らが、走るためのシューズにより大きな関心を寄せるのは当然だ。

彼らが口をそろえて言うのは、衝撃吸収に優れたクッションと足に負担をかけず安全に走れるスタビリティ(安定性)。この2つの重要な機能性を備えているということで、今年も「MIZUNO WAVE」はニューヨークで高い評価を得ているのである。

私たち日本人ランナーも、この2つの機能の重要性をあらためて見直してみる必要がありそうだ。


WAVE report from NY① 
ランナーの関心を集める「マラソンEXPO」

NYシティマラソン恒例の「マラソンEXPO」は、10月28日から4日間開催された(当時)。レース出場者数の約3倍の人が訪れるという会場内は大盛況。来場者の興味は何といっても各メーカーや専門店のブースだ。

ランナーへのPRの場として、各メーカーが商品の機能性を打ち出す中で、ミズノブースでの話題の中心はやはり「MIZUNO WAVE」。クッショニング、スタビリティとタイプ別に陳列されたWAVEシューズにランナーの質問が次々と出て、フィールドサービスレップがその都度わかりやすく紹介する。ここでの情報をもとに、ランナーはNY市内のショップへ直行するわけである。


WAVE report from NY② 
ランナーのためのシューズアドバイザー

世界各地から集まったランナーでにぎわうニューヨーク。市内のスポーツショップには自分に合ったシューズを求めて、大勢のランナーが押し寄せる。その中のひとつ「ラズベリー」で、ランナーに「MIZUNO WAVE」の機能を説明する人に出会った。彼は「フィールドサービスレップ」と呼ばれる、シューズ選びをアドバイスする専門家である。

米国人はショップでもシューズ担当者から機能性について十分に説明を受けたうえで、必ず試しばきをして購入する。フィールドサービスレップはミズノから派遣されたスタッフだが、他社製のシューズを試してもらうことも忘れない。機能や特徴が十分に理解されたうえで、「MIZUNO WAVE」はニューヨークで支持されているのだ。


WAVE report from NY③ 
「MIZUNO WAVE」の真価を発揮した“ラン&レビュー”

各国のマスコミ関係者や専門店のスタッフに対し、「MIZUNO WAVE」の機能性を実感してほしいと実施された“ラン&レビュー”。マラソンEXPO開催中、実際にWAVE搭載シューズをはいて、会場からセントラルパークまでの5~6マイルを走る、いわば路上での体験会だ。

会場では「クッション or スタビリティ?」と聞かれ、RIDERⅡかCONVICTIONをタイプに合わせて選択する。米国では日本以上に安定性が重視されており、スタビリティ(&クッション)タイプのCONVICTIONを半数以上のランナーが選んだ。ここでの専門家の貴重な意見が、今後のシューズ作りに生かされるのだ。


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