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サイドジョブ「HEROES/英雄たち」の元ネタとなった楽曲について

※この記事には「サイバーパンク2077」のネタバレが含まれています。

はじめに

サイバーパンク2077のメインジョブやサイドジョブには、実存する楽曲をタイトルに据えたものがいくつかあるようです。

この記事では、「HEROES/英雄たち」というサイドジョブをピックアップして、元ネタと思しき楽曲や、ゲームとの繋がりについて考えてみたことを紹介します。

サイドジョブ「HEROES/英雄たち」について

このサイドジョブを簡単に説明すると、Act.1にて死亡してしまったNPC「ジャッキー•ウェルズ」の葬式に参加する、というものです。

ちなみに、ジャッキーの死亡時にデラマンから「遺体をどうするか」と尋ねられますが、このとき「遺体を家族のもとに送り届ける」選択をすることで、サイドジョブ「HEROES/英雄たち」が発生するようです。
(正確な情報じゃなかったら申し訳ありません。攻略を目的とした記事ではないため悪しからず…)

さて、このサイドジョブのタイトルの元ネタと思しき楽曲が、David Bowie"Heroes"です。

"Heroes"/David Bowie について

この楽曲を知らない、もしくは聴いたことがない、という方は是非一度聴いてみてください。

あ〜〜名曲。

音響的にも色々凄い楽曲とのことですが、何よりエモーショナルなボーカルがいいよね…。

さて、なぜジャッキーの葬式を行うというサイドジョブにこの楽曲のタイトルが使用されているのか、考えてみたいと思います。

…歌詞を引用してあれこれ解説してみようかと思っていたのですが、歌詞を記事に載せるのって色々決まりがあるんですね!?
初心者には難しそうなので、今回は止めときます。

なので、興味がある方はお手数ですが、記事を読み終えたタイミングにでも
Heroes David Bowie 歌詞
と検索してみてください!
Googleで検索すれば、自動翻訳ですが歌詞の意味も一緒に出てくると思います!申し訳!

楽曲とサイドジョブとの繋がりについて

"Heroes"の歌詞の中には、自分たちは一時の間だけなら英雄になれるんだ、といった表現がみられます。

そのあたりのフレーズに、Act.1にてアラサカ相手に大立ち回りをした主人公Vや、共に戦ったジャッキーの姿を連想せずにはいられません。

サイバーパンク2077の舞台、ナイトシティを牛耳っているのはアラサカであり、その体制が揺らぐことはありません。

アラサカを出し抜いて、Relicを奪うことが出来たとしても、それは一時的な勝利であり、束の間の栄光でしかありません。

それでも、あの日、V、そしてジャッキーはアラサカに一泡吹かせた。そしてRelicを巡る一騒動が始まった。ジャッキーはあの瞬間だけ、アラサカに反旗を翻し、ナイトシティに"ちょっとの"変革をもたらした英雄になったと言えるのかもしれません。

そういった意味で、"Heroes"がジャッキーを送り出すサイドジョブのタイトルにふさわしいものに思えます。

もしゲーム中に"Heroes"が流れたなら、きっとジャッキーの行動を讃えるような劇中歌に聴こえたことでしょう。

…あの世界観に"Heroes"の曲調はそぐわないでしょうが。

その他のメインジョブ、サイドジョブと楽曲との繋がりについて

自分の記憶では、今回取り上げた「HEROES/英雄たち」以外にも、実存の楽曲を元ネタにしたタイトルのメインジョブ、サイドジョブがあったと思います。

例えば、Act.2に入って早い段階で発生する、「FOOL ON THE HILL/丘の上の愚者」はThe Beatlesの楽曲が元ネタと思われます。
他にも、Bob Dylanの楽曲かな?というタイトルもあったような…。

"Heroes"のように、作中のエピソードと繋がりの深い楽曲があったら、今後またこのような記事を書いてみたいと思います。

あとがき

今回書いた記事が初めての記事ですので、最後に自己紹介をさせてください。
オヤスミと申します。
普段は「週刊ゲームななめよみ」というポッドキャストに参加しており、そちらでの活動がメインです。
ゲームの最新情報を取り上げ、パーソナリティ2人で楽しくお喋りしていますので、興味がある方は是非聞いてみてください!

いま、サイバーパンク2077の2周目をプレイしています。有料DLC「仮初めの自由」の配信をきっかけにまた遊び始めました。

実は今回記事に書いた「HEROES/英雄たち」は、1周目のプレイでは発生しなかったのです。ジャッキーの遺体を家族のもとに届けなかったのだと思います。

あの選択肢ひとつで、あんなに印象深いサイドジョブが発生する/しないという分岐に至るというところに、このゲームの面白さというか、業の深さを感じています。

普段はトークという形でゲームの感想を語っているのですが、今回の内容は絶対文章で書いた方が伝わりやすいだろう!と思ったのでnoteを始めて、記事を作ってみました。

noteのタイトルというかユーザー名はひねり過ぎて何が言いたいんだか、という感じになりましたが、そういうのも含めて今回とても楽しかったです。

飽きるまで続けますので、是非また覗いてください。こんなところまで読んでいただき、ありがとうございました。

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