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玲愛と勇介との出逢い⑤

玲愛と勇介との出逢い⑤

玲愛は準備をして予定の旅行へ

ホテルを出て玲愛は、目的地へ向かった。それはある神社へ参拝と神社の近くのカフェでlunchをする予定であるが、その後は未定となっている。

目的の神社へは、水おみくじと長い鳥居の景色を味わう為...移動には1時間程で到着する

(わぁステキな景色に感動...また来れて嬉しいなぁ)

ゆっくり周りを探索しながら、その景色に感動の心の雨を降らせて、立ち止まってはゆっくり歩きその繰り返しをした

お参りと水おみくじとを購入しその場所へ移動

(あっ...ここね)

水おみくじの紙を池に浸すと、ゆっくりと文字が浮き出て...

(結果はどうだろうと思いながら祈って)

結果は中吉であり、仕事運を読んでいるとまあまあな結果でホッと心を撫で下ろす

(そう言えばお守り可愛かったな...帰りにもう一度寄ってみよう)

ゆっくり神様のパワーを貰う

(神社はいいなホントに心が休まって、いつも必ず訪れては長い時間滞在する。心が無になるから...)

気がつくと、カフェの予約の時間が迫っていてカフェへ...

そのカフェでは、ひとくちサイズの手毬寿司が人気で色もカラフルで、目で楽しむ事も食べて楽しむ事もそれが気に入って今回も...

お店に入りその時間を堪能

(美味しそう)

カフェでlunchを終えてから再び神社へ戻り
、お守りを選んで購入したもちろん勇介さんの分も

(喜んで下さるといいな)

神社のあとは、あてもなくぶらりと歩いて過ごし行き当たりばったりも楽しくて、時間もあっという間に過ぎ...

街は暗くなり始めていた

(そろそろホテルに戻ろう)

ホテルに戻り部屋へ

(楽しい時間いっぱい歩いた)

ベッドに横になると少し眠り、暫くして起きてLINEを送った

(まだ、お仕事かしら)

少しして返事があり確認すると勇介さんからのお返事

『1時間程で戻るので待っててくれますか?先日はお部屋にお邪魔したので夜は俺の部屋で過ごしませんか?』

(遅くまでお仕事お疲れ様です)

~1時間半後~

(スマホの着信)

『もしもし』
『玲愛さん遅くなってごめん』
『勇介さんお疲れ様です、夜は済ませましたか?』
『まだなんだ!玲愛さんは?』
『玲愛もまだで...』
『良かった!ラウンジでテイクアウトのサンドイッチ買ったから食べない?俺の部屋来れますか?』

『勇介さん?お邪魔して宜しいんですか?』
『構わないよ部屋は〇〇〇〇だから、ホントはお迎え行きたいんだけど急ぎの仕事してて』
『大丈夫です、玲愛お着替えしてから向かいますね』
『待ってるね』
『わかりました』

(玲愛は着替えてから神社で購入したお守りを持って勇介の部屋へ)

『(ドアを開け)玲愛さんこんばんは』
『お招きありがとうございます』
『どうぞ中に入って』
『失礼します』

『ルームサービスで紅茶頼んでおいたので、ちょっと座ってて待っててくれるかな?仕事急いで終わらせるから』
『ありがとうございます。お仕事ゆっくりなさってください』
『ありがとう終わらせてしまうね』

『(ラウンジでお仕事しているお姿と一緒)』

『(noteを閉じて)お待たせしました』
『(くすっ)お仕事お疲れ様でした。これお守り買ってきたのでどうぞ』
『いいの?』
『はいお仕事で成功しますように』
『嬉しいな、玲愛さん楽しめた?』
『楽しめました!お参りの後にlunchもしました。勇介さんお仕事上手く行きましたか?』
『lunchも?それは美味しいお店かな?俺仕事順調に熟せたよ』
『出張は上手く行ったと言う事ですね』

『そうだね食べようか?』
『いただきます』
『(俺の為にお守りまでありがとう)』

俺の為にお守りを買って来てくれて、疲れた身体がスっと不思議なくらいに抜けていった

玲愛さんとの時間は、ほんと不思議なくらいにリラックスをくれた。たわいのない会話が心を和ませてくれて、そのささやかな会話がまた安らぎを

『勇介さん?』
『とってもリラックス出来てね、同じ時間を過ごしてくれる玲愛さんに感謝だなって思って』
『私もです!ところで...勇介さん?お誘いしても宜しいです?』
『玲愛さんからお誘いしてくれるの?嬉しいな』
『一緒にお出かけしませんか?行きたいところがあって一緒にどうかしら?と思ってます。やはり...お仕事お忙しい時期ですか?』

『是非、ご一緒させてもらってもいい?予定立てましょう』

『勇介さんのOFFの日とかありますか?今のところ予定に空きがある時で構わないので』

『ちょっと待ってくれる?スケジュール確認するね』
『玲愛もスケジュール確認します』

(互いにスケジュールを確認して)

『(玲愛さんに伝える)この日かこの日かな?玲愛さんの予定は?』
『最初の日なら玲愛もOFFなのでその日は如何です?』
『スケジュール空けとくね』
『ありがとうございます!気分転換は大切ですから』
『行きたいところとは?ここ?』
『プライベートで行ってみたいと思って』
『仕事とプライベートでは楽しみ方違うからね、その気持ち凄いわかる』

玲愛さんからお誘いを受けて、俺は玲愛さんからの優しさに感謝の気持ちが溢れる。『仕事ばかりでは息が詰まりますからね』その言葉を思い出す...

俺も誘いたい気持ちがあったが玲愛さんからのお誘いを受けて、俺からもお誘いの返しを考えなくてはと心に決めていた。玲愛さんは何が好きなんだろうと考えながら、玲愛さんとの会話を楽しんで...玲愛さんとの過ぎて行くその時間はあっという間に過ぎて

『楽しい時間はあっという間に過ぎますね』
『ホントに楽しい、初めて逢ったばかりなのにそんな気がしないのは不思議』
『気が合うって事なのかしら?』
『俺はそう思ってるよ』
『勇介さんありがとうございます』
『こちらこそ!俺も横浜近辺行った際には玲愛さんに連絡させて貰ってもいいかな?』
『是非是非その時はお茶でもしましょう』
『ありがとう』


勇介もだが玲愛も突然の出逢いに何かを感じてるよう...過ぎてゆく時間のサンドイッチを食べながらの、過ごした時間に感謝を込めるふたり。

玲愛はもっとお話していたい気持ちもあったが、勇介が仕事で疲れてるのを気遣い、言葉を重ねる

『勇介さんもう遅いですから明日お話しましょう』
『気遣ってくれたんだね、ありがとう』
『このあとお仕事かもしれないと思いまして...』
『玲愛さん?明日のモーニングも一緒にお願いしてもいいかな?』
『勇介さん嬉しいです、お時間は今朝と同じ時間ですか?』
『そうだね、その時に帰りの新幹線の時間を決めない?』
『楽しみにしてます』
『部屋まで送るよ』
『ありがとうございます』

(玲愛さんと一緒に、部屋を出て玲愛さんの部屋まで彼女を送って)

『玲愛さん明日迎えに行くね』
『お待ちしてます!送って下さりありがとうございます』
『おやすみ』
『おやすみなさい』


勇介は部屋へ戻ると、玲愛からの贈り物のお守りを見ながら(ステキな贈り物まで)

玲愛さんは自分の仕事の為にお参りに行ったはず、疲れを癒す為の旅行って言っていたのに気遣いがホント嬉しくて、そんな彼女に付き合ってる人がいない事が俺は凄く不思議で...

(テーブルに視線を置くと...)

テーブルの上に一枚のメッセージカードが置いてあり玲愛さんから俺宛てのものだった

封を開け読むと...

勇介さん今日お参りに行った神社は商売繁盛にもご利益のある神社で、勇介さんのお仕事が成功しますようにとお祈りして来ました

同じく起業してる仲間だからこそ、共感する部分もありましたので、そこで普段使いにも使えるものも勇介さんへと購入したものを同封してます。是非普段使いにどうぞ

玲愛

それは、小さな水晶が小袋の中に入っていて持ち歩けるサイズだった。明日お礼を言おう...(さて、仕事の纏めをしてしまおう)

~共感出来るからこその思い~

玲愛は部屋で(勇介さん気づいてくれたかしら?)黙ってテーブルに置いて来た、メッセージの中に普段使いのものを入れて置いてそっと...サンドイッチを食べながら勇介さんとお話していた時に、とてもお疲れのお顔をなさっていた。だから玲愛からお出かけのお誘いをして、少しでも心をリラックスしてほしい...余計な心配かもしれないけど、お身体はひとつだからほんとに...。

玲愛の心配性がまた出ちゃった...いけないと思いつつ心配になっちゃうから、眠れなくなる前にお風呂入って寝なきゃ。

翌朝になり、玲愛は早めに目が覚めてお迎えの時間までには余裕があり、荷物を纏める事にした。友人へのお土産と自分用に購入したもの(かなり買っちゃった)をキャリーに詰めて、思い出も一緒に。着替えて準備をしながら外の景色を見つめて...

(インターフォンが鳴った)

『(ドアを開ける)おはようごさいます』
『玲愛さんおはよう。眠れた?』
『ぐっすり出来ました』
『では行きましょうか?』
『バッグ持ってきますね』

(歩きながら)

『玲愛さんメッセージカードありがとう。中に入っていたのも嬉しかった』
『玲愛お節介なところあるから...』
『玲愛さんの優しさが嬉しかったよ』
『良かった...ホントは不安で』
『どうして?』
『(勇介さんに話した)』

『それってさ、まずお礼を言うべきなんじゃないかな?それを出来ない奴なんだよ!気にしなくて良いと思うよ』

『ありがとうございます』
『俺は凄く嬉しかったしそのお礼もしたいくらいだよ。不安に感じる事はないからね』

『勇介さん...(涙ぐむ)』
『泣かないでね、ステキな笑顔が台無しだからさ。元気がない時は玲愛さんが言ってたように、食事で元気貰おう。ほら?笑って』

勇介の優しさお心遣いに玲愛は心が温かくなり、涙をハンカチで拭う。玲愛は勇介に『先にどうぞ』と言い席で待っていた
勇介が戻って来て交代で玲愛が行った

勇介は『俺だったら嬉しいと思うのに、玲愛さんは言葉のブロックに何処かで悩んでいたんだな』と...彼女の事をもっと知りたい心の中でその思いが膨らんで、彼女に元気を分けてあげたい...

『勇介さん?』
『玲愛さんお帰り!食べよう』
『はい』

玲愛さんの目は笑顔のステキな目に変わっていて、その表情に(元気を取り戻したようで良かった)安堵感を。仕事とプライベートでは気持ちが違う、だから不安な気持ちも何処かであったのだろうと察して。

『玲愛さん聞いてもいいかな?』
『どうぞ』

『俺もなんだけど、仕事の時にはそれに集中出来るけど仕事からプライベートに、気持ちを切り替えた時に不安な気持ちも生まれて来る時があって、玲愛さんもかな?って変な事聞いてごめん、同じ起業してるからわかる部分もあって』

『時々あります...』
『でもひとりじゃないからね』
『ありがとうございます!元気貰ってばかりですね』
『俺も玲愛さんから元気貰ったからお返しね。玲愛さん?』
『?』
『俺もっと知りたいな』
『知りたい?』
『互いの事もっと知りたいと思わない?折角知り合った縁に乗っかってみないかな?と思って』

『勇介さん...ありがとう』
『どういたしまして』

(ゆっくりとした会話を楽しみながら過ごしたモーニング、時間までゆっくりと過して互いの部屋へ戻っていく)

『玲愛さん?チェックアウトの時に帰る新幹線の時間決めましょう』
『決めないといけませんね』
『アウトしてからカフェに入ってゆっくりね。アウトの時間になったら下で待ってますね』
『わかりました!』
『一旦部屋に戻りますか?それとも少し歩きます?玲愛さんの希望教えて』

『少し歩きたいです』
『ではそうしましょう』

(ホテルを出て街を歩く)

『心配して下さりありがとうございます』
『誰でも悩みはあるからね、玲愛さん言ってたよね?何かあったら話聞くよって、玲愛さんも何かあったら俺に言ってね』

『ありがとうございます』

(勇介さんは玲愛の事を心配して色々な詞を私に差し出して下さった。大人の男性だなって実感をする)

『俺は玲愛さんより多く生きてるから、聞く耳は持ってるし、人に言う事で楽になるからね。ちょっと不謹慎かもしれないけど、(手を握る)こうするだけでも落ち着くから』

『あ、ありがとうございます』
『まだ、玲愛さんと知り合って3日だけど、玲愛さんはガラスのような心を持ってる気がするんだ。その心を守りたいとも思った』

『勇介さん...』
『だから安心してね!ちょっと強引かな?』
『(くすっ)』
『笑ってくれて嬉しいよ(時計見て)そろそろアウトの時間になって来たから戻ってアウトの準備しなくてはだね』

『下で待ち合わせですね』
『そうだね戻りましょう』

(一旦ふたりは部屋へ戻りチェックアウトの準備をして下で待ち合わせる事に...)

玲愛は部屋に戻りアウトの準備をしながら『楽しい旅行だった、突然の出逢いもあって素敵な時間過ごせて。勇介さんに心配かけてしまったのは申し訳なくて』

髪の毛を下ろして髪飾りを付けてキャリーを引きながら待ち合わせの場所へ...

(勇介さん先にいらしてるかしら?急がなきゃ)

先に来ていたのは勇介、アウトをして座って待ちながらある検索をしながら...

(玲愛さんはまだ来てないな。のんびり待つ事にしよう)

楽しく過ごせる事を考えていると、飾らなく自然に過ごせる場所が良いのではないか?と思いついたある場所を検索していると

『勇介さん遅くなってごめんなさい。待ちました?』

(玲愛が勇介の前に)

『大丈夫だよ、ちょっと調べていてね』
『?』

『玲愛さんと過ごす所は何処がいいかな?って探していたんだ。女性って景色の綺麗なところ好きでしょ?』

『好きです』
『なら?ここはどう?』

『素敵ですね』
『行った事ある?』
『ここは友人の結婚式で』
『そっか、俺も友人の結婚式や知り合いのパーティー行った事があるくらいで、じゃあゆっくり過ごすのはどう?』
『夜とか綺麗でした』

『あと、俺の好きな場所は空港』
『空港?ですか?』
『そう早めに行って周りを見ているの好きなんだよね』

『そうなんですね、今度ご一緒させて下さい』
『嬉しいね行きましょうね』
『楽しみにしてます』

『玲愛さんもゆっくりする時間は作らなきゃね、あそこで打ち合わせしようか?』
『ホントそうですね、はい』

勇介さんは色々考えてくださってそれがとても嬉しくて

『玲愛さんは笑ってる方が似合う。お客様にも言われるんじゃない?』
『お仕事の時は、優しい時もあればそうじゃない時もあって...意外って言われる事もあるんです』

『そうなの?何だか意外だね』
『うふふ。お客様って自己分析出来なくなってしまう時もありますから...』

『それってあるね。結構我儘になってるところとかあるからね』
『10あるうちひとつを分析してお伝えするんです』
『わかるなぁ』
『勇介さんもですか?』
『あるあるほんとに』
『笑っちゃうくらい自分を見れてないというか...』
『気づきって大事だからね』
『ホント...それってあります』
『こうして話をしてる事にも、俺にとっても玲愛さんにとっても気づきはあると思うよ。偶然は単なる偶然じゃなくて、出逢うべき相手なのかもね。』

『え?』
『ん?偶然に乗っかるのも悪くないって思わない?』

『勇介さん...』
『ラウンジ行きましょう!お茶しながら話の続きをしよう』

『はい、新幹線の時間も決めませんとね』
『そうそう』

(ホテルのラウンジへ移動した)