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グッドパッチの決算をまとめました!!(2021/8期3Q)

こんにちは!!きみちゃんです!

今回もグッドパッチの四半期決算をまとめたいと思います!今回は2021年8月期の3Q決算(累計)です。

いつもの通り、決算まとめと自分なりの考えを記していくので、どうぞ最後までお付き合いください!

では早速決算内容を見てみましょう!!

※2021/8期2Q決算のまとめもご覧いただければ幸いです。

1 2021年8月期3Q決算(累計)まとめ

決算内容は次のとおりです。
※百万円以下略、()内は前年同期比

売上高    20億2,600万円(+25.9%)
営業利益   3億3,800万円(+105.7%)
経常利益   3億2,800万円(+105.7%)
四半期純利益 2億6,100万円(+56.7%)
1株利益   35.01円
→調整後   32.47円

会社が出している通期業績予想に対する進捗率を見てみましょう。
決算説明資料は次のとおりです。

左は通期業績予想(当初)で、右の棒グラフはその進捗率です。
今回は3Qまでの累計決算なので、進捗率75%を超えていきたいところです。

※今回業績予想が上方修正されているので、(当初)という書き方をしています。上方修正については後ほどお話しします。

売上高進捗率は78.2%で相変わらず順調ですね。
営業利益と純利益に関しては100%を超えてグラフが突き抜けてます😳😳
個人的にはこんなグラフ初めて見ましたw

2Q決算に続いて3Q決算もめちゃくちゃ良い決算です!グッドパッチの経営は順調だと考えていいと思います。

では、そんなグッドパッチの売上高と営業利益の内訳を見ていきます!

2 売上高・営業利益の内訳

グッドパッチの事業は、大きく分けるとデザインパートナー事業とデザインプラットフォーム事業の2つです。

デザインパートナー事業
顧客企業から受注して、プロダクト開発の戦略策定、コンセプト設計、UI/UXデザイン、開発までをワンストップで行う。
いわばデザインを起点にしたビジネスコンサル業。

デザインプラットフォーム事業
フルリモートデザインチームの「Goodpatch Anywhere」
デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」
クラウドワークスペース「Strap」
プロトタイピングツール「Prott」
XRプロトタイピングサービス「Athena」
などの自社サービスを提供。

決算短信の中に、事業別の売上高と営業利益が載ってますのでそちらを見ていきます。

デザインパートナー事業の3Q累計は次のとおりです。
※百万円以下略、()内は前年同期比

売上高  14億6,500万円(+24.2%)
営業利益 2億7,400万円(+91.2%)

全体売上高のうち72.3%がデザインパートナー事業での売上で、営業利益は81.0%が当事業での利益となっています。
グッドパッチの主力はこのデザインパートナー事業です。

また、月平均プロジェクト単価は551.5万円(前年同期比+5.0%)、月平均プロジェクト数は27.3件(前年同期比+17.1%)と順調に拡大しています。また、デザイナー数は123名で2Qから+11名です。

前回の記事と重なりますが、ビジネスモデル上これらの数字はとても重要だと私は考えています。
プロジェクト単価とプロジェクト数は売上高に直結しますし、デザイナー数は案件受注のキャパシティ(許容量)となるからです。
加えて、デザインプラットフォーム事業の一つ、Goodpatch Anywhereの登録デザイナーが275名(2Qは240名)とすごい勢いで増えています。


次に、デザインプラットフォーム事業の3Q累計です。
※百万円以下略、()内は前年同期比

売上高 5億6,100万円(+30.2%)
営業利益 6,300万円(+197.9%)

全体売上高のうち、27.7%がこのデザインプラットフォーム事業です。

2Q同様、Anywhereが成長著しいです。
リモートワークの波に乗っている感じでしょうか。

また、ReDesignerも順調です。決算説明資料によると、登録者も右肩増で国内最大級のデザイン人材採用プラットフォームに成長してるとのことです。
通期黒字化も目前に迫り、順調にビジネスとして成長してます。

一つ懸念があるとすれば、Anywhereの稼働デザイナー数でしょうか。
275名の登録デザイナーに対して、稼働しているのは38名となっています。

デザイナー獲得は順調なので、今後はそれを維持しつつ、案件獲得が重要テーマになりそうです。
どんなにデザイナーがいても、稼働できなければ何の意味もありませんから😂

3 2021年8月期3Q時点の資産状況

続いて、グッドパッチの資産状況を見ていきます!
便宜上、百万円以下は省略します。

総資産は2020年8月期末から17億3,800万円増加し、32億4,900万円となっています。(2021/8期2Q末は26億9,800万円)
資産の増減要因を見ていきます。

流動資産の主な増減要因は次のとおりです。

現預金  +16億7,000万円
売掛金  +2,400万円
前払費用 +1,700万円

固定資産の主な増減要因は次のとおりです。

投資有価証券  +4,300万円
使用権資産   -4,300万円
繰延税金資産  -1,900万円
その他固定資産 +900万円

総資産の増加要因は、現預金の増加です。
これは、2021年1月に決議した第6回新株予約権の行使による影響です。

負債は、2020年8月期末から1億8,600万円増加し、7億5,900万円となっています。
負債の増減要因を見ていきます。

流動負債の主な増減要因は次のとおりです。

1年内返済予定の長期借入金 +2,200万円
賞与引当金 +1,000万円
前受金   +1,000万円
未払消費税 -2,000万円

固定負債の主な増減要因は次のとおりです。

長期借入金 +1億7,500万円
リース債務 -1,200万円

負債の増加要因は、長期借入金の増加ですね。

純資産は、2020年8月期末よりも15億5,100万円増加し、24億8,900万円となっています。
主な増減要因は次のとおりです。

四半期利益計上による利益剰余金 +2億6,100万円
譲渡制限付株式報酬としての新株発行による
            資本金 +900万円
          資本準備金 +900万円
第6回新株予約権の行使に伴う新株発行による
            資本金 +6億3,200万円
          資本準備金 +6億3,200万円

純資産は、第6回新株予約権発行により、大幅に増加しています。
3Q決算では、本新株予約権発行による増資が全て反映されてます。この点は2Qとは違った点です。

現在グッドパッチは、企業価値を上げるためのM&Aを計画しています。
もし、相当規模のM&Aが成立した場合、第7回新株予約権が発行しM&A資金として使われる予定になっています。

現時点でどのようなM&Aを計画しているのかは不明ですが、グッドパッチなら面白そうなM&Aをするんじゃないかと少しワクワクしています😁

4 2021年8月期会社業績予想上方修正

下スライドが修正後の予想です。

2Q時点で利益進捗率が80%を超えてましたので、やっぱりという感も強いですが、今回上方修正が発表されました。

2Q決算時に、下期に戦略投資を行うということで修正がなかったのですが、それをしてもなお、業績が当初計画を上回るということです。

グッドパッチすごいです😳

純利益は当初計画+30%になってますね😳

5 おわりに

3Q決算内容は以上になります。

2Q同様、良決算といっていいと思います。今回は上方修正のサプライズ?付きです。

ですが正直、私は次の本決算のほうが内容が絶対面白いと思います。

おそらく10月中頃の発表となると思いますので、そのときを楽しみに待ちたいですね♪

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

今年度の本決算内容もnoteにまとめるつもりですので、そちらも見ていただけると嬉しいです!
(次はもっと早めにまとめます…)

今回もありがとうございました!!

※本記事は会社発表に基づき執筆しています。
 参考記事は以下のとおりです。