「貧乏ゆすりと言わないで」28.昨日と変わらない今日であれば幸せ
病気になったからと言って、
後ろを振り向くことができないので、
喜美は自分にできることはないかと日々考えている。
とにかく前だけを見ている。
かっちゃんから
「そんなにガツガツしなくてもいいんじゃない?」 と良く言われる。
でも、人は自分の最期はわからないし予想出来ない。
だから今やりたいことをできる限りやっておくべきだと思うのだ。
後悔をしないように。
朝起きて、今日も目が覚めた。
家族のために美味しいご飯をつくってあげられること。
お気に入りのモノに囲まれて暮らすこと。
若さをうらやましく思わないこと。
今の自分を一番大切に思えること。
手足が思い通りに動かせて散歩ができること。
そんな平凡だけど穏やかな毎日を送れるだけで幸せ。
予期せぬ自然災害や想像できないほどつらい戦争など
もしかしたら明日、自分に身にも降りかかってくるかもしれない。
だからこそ・・今日と言う日にありがとう。
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