インスタ運用で９割が勘違いしているアカウント設計の考え方。
こんにちは、キメラゴン です。
日々日頃からいろんなインスタアカウントを見て、コンサルして指導に入ったり、自社アカウントとしてマーケティングを組んだりしている僕ですが、最近教え子じゃない人の「アカウント設計の考え方」がどうにもズレてるなーと思ったので解説する記事を書こうと思います。
インスタで稼ぎたい〜！と思って毎日毎日頑張って投稿し続けているにも関わらずフォロワーが増えないって僕たちからしたら考えられないことなんですよね。
ちなみに、アカウント設計をしっかりできているアカウントは
■コンテンツの質が高く早い段階で発見欄に乗る（弊社のアカウントなら５投稿以内に基本発見欄に乗ります）
■プロフ移動率、フォロー率がそれぞれ10％前後ある
■商品を発表するだけで「買いたいです！」と言われる
■指数関数的にフォロワーが増え続ける
といった感じで”めちゃ伸びます”。
よくインスタ系のYouTubeで「1ヶ月でフォロワー1万人！？」みたいなアカウントが紹介されることがありますが、これはズバリ、「アカウント設計がバッチリ市場にハマったから」です。
逆に言えばアカウントのそもそもの設計が間違っていると1万フォロワーどころか、1000フォロワーも危うくなってきます。
簡単に言うとInstagramって、「勝ち切るか、負け続けるか」って感じなので伸びる人は一気に伸びて売り上げも上がるし、伸びない人はずっと伸びずに投稿だけし続けさせられる、というのが現在の市場です。
このように、わかりやすく勝ち組負け組というものが決まっているインスタですが実際勝ち組になるのはそう難しいことじゃなくて、ここでずっと書いている通り、アカウント設計がそのアカウントの勝率を決めているのでここまで読んで、
「やばい、アカウント設計を勉強しなければ、、」
と思った人はぜひ最後まで見ていってください。
そもそもアカウント設計ってなんなのか
まず、アカウント設計と一概に言っても色々と定義はあるわけですが基本的に「アカウントの全て」をわかりやすくまとめるという意味で捉えてもらったら大丈夫です。
ではアカウントの全てってどういうことかというと、
①誰に向けた情報なのか
②何を発信するのか
③誰をどのような状態まで持っていくのか
ってことです。
そのアカウントが誰に向けて何を発信して、どんな状態に導いていくのか。
これをサラッと言えるくらい設計しなければ最終的にアカウントの投稿がぶれていってしまったり、投稿のネタが思いつかない、、となったりしてしまうわけですね。
ちなみにアカウント設計のノウハウとして「CWWH理論」というものがあるのですが（Delue独自で使用してるアカウント設計テンプレート）結構難しくてですね。
今回は難しくならないようにわかりやすく上記３点のみのアカウント設計を教えます。
（「追加でこういうのもしておくといいよー」というものも何点か紹介するのでそちらもできる人はやってみるといいかなと）
①誰にーペルソナ分析ー
最初に決めるべきは誰に発信するのか。
ここでは、3つのトピックから解説していきます。
・ペルソナ分析
・ペルソナのペイン・ゲイン
・ペルソナのゴール
それぞれ順番にやって貰えばペルソナ分析はバッチリなので気合い入れてやっていきましょう。
①ペルソナ分析
ここでは、
・性別
・年齢
・職業
・年収
・家族
・恋愛
・生活リズム
を洗い出していきます。
ポイントとして、「決めつけるのではなく実際にペルソナがどういう1日を過ごしているのか生のデータを元に考える」というのが重要です。
つまり、リアリティのあるペルソナ像を作らなければいけません。
ダイエット垢をやるのであれば、
性別：女性
年齢：26歳（〜29歳のアラサー女子）
職業：事務のOL
年収：350万円
家族：実家にいる両親、兄弟のみ
恋愛：最近5年付き合って別れた彼氏アリ
生活リズム：朝7時起きの8時30分出社。週５日勤務
とかですね。
このことからきっとこの女性は
「5年間付き合った彼氏と別れて傷心中のよくありがちな女性である」ことがわかります。
大体の人物像が想像できてきたら次。
②ペルソナのペイン・ゲイン
人物像がわかってきたところで次の解析するべきはペルソナのペインとゲインです。
それぞれなんなのかと言うと、
ペイン＝痛み
ゲイン＝欲求
のことです。
インスタ投稿が伸びる時は基本的に「有益だ！」と思ってもらうか「共感するわ〜！」と思ってもらうかなわけですが、（細かく言うと他にもたくさんあるんだろうけど）それをするためにもペルソナのペインとゲインについて理解しなければいけません。
例えば、ペインを出そうとして
「5年間付き合っていた彼氏に振られた理由が社会人になって７キロも太ったからだ」
というものが出たとして、これを参考に投稿の中で
「実は私はダイエットを一切せず太り続けていたがために、ずっと付き合っていた大好きな彼氏に振られたことがあるんです。その時でした。私がダイエットを本気でやると決心したのは…。」
みたいな文を入れることで「共感」を得れるわけですよね。
ちなみにとある記事で見た「女性がダイエットを始める理由」によると
・体力向上
・体の不調の回復
・ストレス解消
などのメンタルヘルス、健康面に関する理由が多いみたいなのでそういうのも加味したペインを出せるとさらにいいですね。
逆にゲインとは何かというとその人が欲しいと思っている生活や状態、環境、物、感情のことを指してるので、それを洗い出すことでペルソナが欲しがる情報を考察することができます。
例えばペルソナのゲインで、
「体脂肪10％の体を目指してみたい！鏡を見て自己肯定感が上がるような肉体を手に入れたい！」
というものがあったとして。
ペルソナがこう思っているだろうということを予想だけでもすることができていれば
・体脂肪10％を〇〇ヶ月で達成した方法
・体脂肪10％になって変わったこと
・体脂肪率って結局なんなの？
・体脂肪率を落とすのと筋肉をつけるのは考え方が全く違う！解説！
みたいな感じでペルソナが”有益だと思ってくれるネタ”が一気に４つも出てきました。
この投稿の中に先ほどペインを分析してわかった、「失恋したのがきっかけ」とか、「健康を害してるなと思って始めました」みたいなペルソナが共感できる情報をサラッと入れることで「有益で共感できる投稿」が作れちゃうわけです。
ペインとゲインはこのような形で使っていくのでぜひしっかり解析してみてください。
③ペルソナのゴール
そして最後にペルソナのゴールです。
ペルソナの人物像とペイン、ゲインがわかったらあとはペルソナのゴールを描いてあげるだけ。
「ペルソナがどういう状態になりたいと願っているのか」
を自分のアカウントのジャンルと関連あるものを選び抜き出していきます。
ペルソナのゴールをうまくキャッチコピーにしたりもするのでここは「本当にペルソナが願っているもの」を真剣に考えていきましょう。
今回の場合だったら、
■平均体重以下の体を楽に維持できるくらいまで体質を変える
■半年でマイナス７キロ痩せる！
■1ヶ月目でマイナス３キロ痩せる！
とかでも全然大丈夫です。
わかりやすく、「ペルソナが求めているもの」を考えてみましょう。
こんな感じでペルソナの分析を終えたら続いて発信する内容に関して。
②何をーコンテンツ設計ー
情報を届けたい人がわかったら次はコンテンツ設計です。
コンテンツ設計の”コンテンツ”の定義とは【インスタ上で発信できるもの全て】を指します。
今思い浮かぶものだけを挙げてみても、
フィード
リール
IGTV
ハイライト
ストーリー
まとめ投稿
インスタショップ
インスタノート
DM
インスタLIVE
などインスタで発信できるものはめちゃくちゃ多いです。
コンテンツ設計で決めるべきは「要素」×「形式」です。
コンテンツ設計の役割とはペルソナ分析で分析したものやペルソナのゴールまでの道を走り切らせるためのものです。
ここでは、要素とはなんなのか、形式とはなんなのかについて解説していきます。
①要素
一つ目の要素ですが、これは「ペルソナを次の段階に運ぶために必要な情報」のことです。
筋トレを始めたいけど始め方がわからない…。という人がいたとしてその人に「筋トレを始める！」と決意させるのであれば情報として伝えるべきは
・筋トレのメリット、デメリット
・筋トレをして変わったこと
・手軽な筋トレの始め方
・初心者でもできる！〇〇
などの情報ですよね。
じゃあ「体脂肪率が18％から下に落ちない！！」と悩んでる人がいたとしたらどんな情報を伝えてあげるべきでしょうか。
・体脂肪率とは？
・年齢、性別別の目標体脂肪率まとめ
・体脂肪率を下げる運動とは？
・体脂肪率〇〇％を達成したトレーニングメニュー
などの情報を伝えるべきでしょう。
このように、要素とは前項で解析した「ペルソナのペインやゲイン」を解決する、達成させるための情報という意味です。
②形式
形式は簡単で、発信する情報の”要素”を洗い出した後にそれをどこの置き場所に置くかという話です。
わかりやすくいうなら、「新規フォロワーを獲得するための要素だから新規フォロワーに露出しやすいフィードとリールにこの要素は入れようかな」みたいな思考回路が必要というわけです。
最近見つけて惜しい！と思った事例で言うと、インスタでデザイナー垢を走らせているフリーランサーの女性がインスタ投稿で
「デザイナーやってます！依頼はDMから」
と書いた綺麗なデザインの投稿をしていたのを見つけたことがあります。
これってペルソナのペインとしては「優秀なデザイナーに発注したいな」なんで、投稿にしてしまうのもいいんですが僕だったらハイライトとかプロフのリンクとかに置いちゃいますね。
（または固定フィードとか）
理由として、フィードで投稿してもその先さらに投稿していったらその投稿は流れていってしまうし、結局見られなくなっていき意味がないから今回の場合フィードで発信するのは間違いだったわけです。
洗い出した要素をちゃんと的確にペルソナに届ける形式はどこなのか？という観点が超絶大事です。
例）
既存フォロワーに対して発信したい！→ストーリー
新規フォロワーに対して発信したい！→フィード、リール
既存フォロワーの教育をしたい！→まとめ投稿、ストーリー、LIVE
など。
③どのような状態ーゴール設計ー
ここではペルソナの理想とするゴールではなく、「アカウントが理想であると定義するゴール」を描きます。
ペルソナ分析編でもペルソナのゴールは作るわけなんですがそれとはまた別にペルソナのゴールを出していきます。
これはニュアンスとして、
「月収10万円でも副業で増やせたらいいなと思って…。」
というのがその人のゴールだったとしても僕たちが見せたいゴールって別ですよね。
マーケターは「ペルソナの求めているものを埋めるもの」だとするなら、
発信者とは、「ペルソナの憧れるものを定義する人」です。
前澤さんがお金をたくさん配ったり使っているのを見ていろんな人が「ああいうお金持ちになれたらすごい楽しいんだろうな」とか「こんな生活してみたいわw」と思っているわけですがいわゆるコレです。
アカウントとして大きく成長していくためには「ペルソナの意識改革」を起こしていく必要があります。
（ジャンルによっても異なるし、深さ広さも全然違うけど意識をアカウントからの情報発信によって変えるという思考が大事。）
「月収10万円上げたいです！」
と言われてそれがゴールだったとしても
「月収10万円といわずプラスで50万円くらい稼いでもっと自由になっちゃいましょうよ！できますから！」
という教育をアカウントでかけられることが重要なわけです。
「あなたのアカウントが理想とする状態はなんですか？」
を自分に今一度問いかけてここの部分詰めてみると発信に一段と深みが増すのでぜひやってみてください。
他にやった方がいいこと
今紹介した、ペルソナ分析とコンテンツ設計とアカウントのゴール設計を３点しておけば基本的にいいアカウントにはなるんですがまだ足りない！と言う部分を３つ紹介します。
①市場リサーチ
ここでは自分の発信ジャンルの強豪アカウントを探してみてみたり、どれくらいのフォロワーがアッパーなのかをみてみたり、またはその市場でよく売れている商品をみてみたりしてください。
大体どれくらいの市場感でどれくらいの規模感なのかがわかるはずです。
②競合調査
フォロワー目線で見て「いいコンテンツ」を発信している人は誰かいないか探してみたり、自分にはない観点で発信をしている人を探してみてください。
それと、今どんなコンテンツが流行っているのかとかどういう施策を打っているアカウントが多いのかとかそういうのもみてみるといいですね。
③バズコンテンツ解析
自分の発信ジャンルでバズっているリールやフィードの投稿の流れを分析しましょう。大抵、その時々でバズるコンテンツって似てたり系統が一緒だったりするので「最初から正解を導ける」のがインスタのコンテンツです。
（ほとんどのSNSに共通して言えることですけどね）
今どんなコンテンツが熱いのか。しっかり把握しておきましょう。
つまり
そんな感じでバーっとインスタ運用のアカウント設計について書いてきました。
冒頭でも言った通りほとんどのアカウントが伸びない理由だったり売れない理由っていうのは根本のアカウント設計が出来上がっていないからだと思っています。
それ以外にも新規フォロワーを獲得するためのコンテンツの作り方で大事な考え方とかもあるんですがそういうのも知らない人が多いです。
既存フォロワーの親密度が大事！と話してもそもそも上げ方がわからない！という人が多い中でこういったコアの部分を押さえているか押さえていないかでフォロワーの伸びも売上も大きな差が出てきます。
これからもインスタ、Twitter、YouTubeなどでマーケティングの話をしていくので興味ある方は他のSNSでも調べてみてください。
（キメラゴン って検索すれば大抵出ます）
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インスタ初心者すぎて右も左もわからない人へ。
実は今日から（この投稿が公開された日から）Delueでは通常1時間5000円で販売している無料コンサルを30名限定でプレゼントしています。
この無料コンサルでは、
・アカウント設計のやり方
・あなたにあったインスタ戦略の相談
・インスタの新規フォロワー獲得の裏技
・あなたに合わせたインスタマネタイズのSTEP相談
などを行っています。
結構世の中「惜しいな」っていうアカウントが多くてですね玄人目線で見て「こここう言うふうに変えればいいのに」みたいなのが結構多いわけです。
この個人コンサルではあなたのそういった惜しい部分を1時間で全て理解させるという趣旨のコンサルです。
通常募集していない有料コンテンツの案内なんかもコンサル内ではしてるのでそちらに興味がある人もぜひお早めにお申し込みください。
参加方法は以下のリンクからタップして案内に従って申し込んでいくだけです。
（全部合わせて1分もあれば申し込み完了します）
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