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あなたの新NISAは、Dumb MoneyかSmart Moneyか。

金融用語がわからなくても楽しめる投資映画「Dumb Money」(2023)

こんにちは、英語を勉強しているトリコです。
「ダム・マネー ウォール街を狙え!(原題:Dumb Money)」というタイトルだけを聞いてどんなストーリーを想像しますか。ウォール街って言うぐらいだから金融系?でもダム・マネーってなに?ポスターを見ると、頭に猫を乗せた男性が主役みたいだし、dumb(おバカ)はこの主人公?てな感じでしょうか。

そもそもこのdumb moneyは「おバカなお金」ではなく、金融用語で「冷静な判断ができていない投資」を意味するそう。
そしてその反対は、smart moneyだそうです。

で、この頭に猫を乗せた主人公キースは、全くdumbではありませんでした。自分の好きなゲーム小売企業・ゲームストップ社が過小評価されていると、ゲームストップ株に全財産を投じて熱く語るキース。そんな彼の配信を見た多くの個人投資家がゲームストップ株を購入した結果、株は大暴騰。空売りで儲けていたウォール街の大富豪は巨額の損失を被ることに・・・
ストーリーはシンプルな、エリート vs 庶民(しかも実話!)。
金融用語がわからなくても、十分楽しめます。

なんなら、登場人物の中にも金融用語に疎い人はいます。Short squeezeという用語が出てくるんですが、その言葉を聞いて"(小声で)…is that a sexual thing?"とか言っちゃったり。ChatGPTさん、説明して差し上げて。

ごめん、私もわかんない。
こちら日本語の金融情報サイトiFinanceより:
ショートスクイーズは、マーケットが売り持ちに傾いている時に、大きく買いを仕掛けることで、相場を高めに誘導することをいいます。これは、ショートポジションを有する「ショート筋」が出している損切り注文の価格レベルを推測し、それを約定させるために買い上げることを指します。

ごめん、日本語でもわかんない。
ショート筋てどのへんの筋肉?

ショート筋がどこの筋肉かわからなくても投資はできる

こんなに何もわからない私でも投資はできます。できるし、なんなら旧NISAと新NISA合わせて+52.16%になってます。
これは私がすごいとかではなく、私がついて行こうと思った人が正しかったということ。私の投資の師は、経済評論家の山崎元氏です。山崎さんは今年の元旦に亡くなってしまいましたが、仰ることがいつも一貫していて、こんな私でも誰にも騙されずに簡単にお金を増やすことができました。
「ダム・マネー」の庶民の面々も、キースという正しい人物について行ったからこそ、最後は投資に勝つことができるのです。まさにsmart money。
しかし、キースって、見た目めちゃくちゃ怪しいんですよ。"Rolling Kitty"とかいうネームで、赤いハチマキに小汚い猫Tシャツで動画配信するような人で、正直私だったら信用できるかわからないレベル(自分、犬のTシャツ販売しとるやんけ)。実際、劇中でもRolling Kittyを全く信用しない人はいます。映画を観てる我々にはキースの誠実さが伝わるのですが、果たして配信だけを観た人がそれを感じ取れるものなのか。人を見る目って大事ですね。

SNSのチカラ

実はこの映画の原作者は、facebookを描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」の原作者でもあるベン・メズリックです。
SNSがあったからこそ起こった「ダム・マネー」の反乱劇。良くも悪くもSNSのチカラは巨大です。
新NISAの登場もあって、いまSNSには投資の情報が溢れています。一見、Rolling Kittyのような人はたくさんいる。Rolling Kittyには、山崎元さんには、優しさがありましたが、そんな人ばかりではないはず。
誰かのカモにならぬよう、くれぐれもご用心を(自戒も込めて)!






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