高層気象観測を題材にした映画

Amazonのプライムビデオで、「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」を見ました。

気象や気候の研究者が出てくる映画として、ハリケーンものや竜巻ものが多い中、この作品は、高層気象観測を主として扱う珍しいものになります。

ハリケーンや竜巻を扱う映画の気象や気候の研究が言う話は、どうにも飛躍がありすぎるのですが、この作品は、そういった違和感が少なく感じます。

ただ、実話に基づくと言いながら、フィクションの部分も多く、話半分くらいで見たほうがよいです。主人公は実在の人物で、イギリスのジェームズ・グレーシャーになります。研究者として気球に乗り、高度8000mを超え、気温や湿度などの観測をしました。これが日本の江戸時代、桜田門外の変が起きた1862年というから驚きです。ちなみに、ライト兄弟が世界初の飛行をしたのが1903年です。そんな時代に、研究資金を集め、高層気象観測に目を付け、実際に空へ行き研究をすすめたというのだから、すごいものです。

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