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雨のち晴れの放射冷却

今朝、私が住む地域は低温注意報と濃霧注意報が出ていました。天気は快晴です。昨晩は、雨で地面は湿っています。放射冷却による低温注意報、低温に加えて地表付近の空気が湿っていることによる濃霧注意報が出たと考えられます。

こんなとき、車のフロントガラスの霜を融かさなければ、水道管の凍結は大丈夫かななどと考えますが、他にもちょっとしたことですが、気をつけることがあります。

道路のカーブミラーが真っ白

お天気キャスターもこのようなことを言いませんが、今日、ミラーが霜で真っ白でした。カーブの先が見通せなく、車の接近が分かりくいため、注意が必要です。

歩道橋の凍結

放射冷却は一般に空気が乾燥しているときに大きいイメージ※ですが、地面が濡れていても起きます(水蒸気が豊富なため霜はできやすいと考えます)。今日の歩道橋は昨晩の雨で濡れいたためバリバリ。歩道橋を渡らずに信号を待って横断歩道を渡ればよかったと後悔します。お子さんがいる方は、配慮してあげてほしいと思います。子どもはいつもの通学路をがんばって通ろうとしたり、滑って遊んだりすることがあり、怪我につながることがあります。
※水は熱伝導率が大きい(熱を伝えやすい)ため、物の表面の温度低下を妨げてしまいます。

カーブミラーにしても、歩道橋にしても、熱容量が小さいため、放射冷却の効果が大きく、表面の温度が下がりやすくなります。

鍵穴や蝶番(ちょうつがい)の凍結

水滴が思わぬところに残っていることがあります。凍結により鍵穴を塞いだり、蝶番の動きを悪くしたりすることがあります。今朝は門がカチコチに凍っていました。門が開かないことに時間を取られることがあります。

何かとやっかい雨のち晴れ

冬季の雨が降った後の朝の晴天は、放射冷却による低温、凍結・濃霧・霜などに注意が必要です。ちなみに夏季の雨が降った後の晴天は、地表付近が湿っていることにより暑さ指数が増します。熱中症に注意が必要です。雨のち晴れは、空だけでなく心も晴れ渡る清々しさがあるのですが、何かとやっかいなものでもあります。


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