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避難の判断 2021/7/3(土石流)

静岡県熱海市での土石流は土曜日の10:30頃に発生しました。もしも、自分や子どもの通勤・通学の通り道に逢初(あいぞめ)川があり、通勤・通学の時間に土石流が発生したとしたら、この土砂災害を避けることができたのでしょうか。

大雨警報

今回、避難指示は出ていません。大雨警報は出ていたものの、大雨警報は前日6:29に出ています。「大雨警報が出ているので会社を休みます!」とは、今の会社では言えません。園や学校が「登園・登校を見合わせます」とか「休園・休校」と言えば、何も考えずに済みます。しかし、もしも園や学校が休園・休校を決めなかったときに親として状況から「行かせない」を判断できたでしょうか。

危険度分布

同じことは、危険度分布(キキクル)でも言えます。気象庁は、土砂災害の危険度をホームページで公開しています。今の会社で「危険度分布が紫色だから休みます」は、言いにくいです。交通機関が止まっていれば、「止まっているので、再開したら行きます」くらいは言えそうです。「子どものことが心配なので休ませます」は、自分の子どもだけ登園・登校を見合わせにならないかと余計なことを考えてしまいます。

率先避難者たれ!

たとえ、避難行動(避難所にいくことだけが避難行動ではありません)が空振りに終わっても構いません。なぜなら、天秤にかけているのは、(空振った恥ずかしさ)と(いのち)です。どちらが大切かと言えば明快です。余計なことは考えず、迷うなら避難行動です。周りが避難行動をしているかどうかが大切なのではなく、いのちを守る行動が大切なはずです。自分のあるいは自分の子どもを守る率先した避難行動が、他の人のいのちも守るかもしれません。

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